自分に自信がない8つの原因と自信がない状態を克服する方法

自信とは、自分で自分の能力や才能・価値を信じ、自分の行動や考え方が正しいと信じて疑わないことを言います。

本来自信は誰でも持つことができるし、根拠がなくても自信は持って良いもの。しかし多くの人が自分に自信がないと悩み、自分らしく堂々と生きることができず苦しんでいます。自分で自分を信じて疑いさえしなければ、誰でもいつでも持てるはずの自信が持てない、その原因とは何でしょうか。


この記事では、自分に自信がない原因と克服方法をご紹介します。今自信がないと悩んでいても、もしかしたら自信の持ち方が分からないだけかもしれません。方法が分かれば、誰にでも自分に自信がない状態は克服することができます。

では、さっそく見ていきましょう!

自分に自信がない原因1「他人からの批判」

「君はダメだな」「無能だな」「出来ないヤツだな」

ネガティブな言葉は強力で、たった一言でも精神面に大きなダメージを与えます。もともと自分自身が気にしていなかった部分でも、他人に批判された途端に気になり始めてしまうもの。どんなに気にしないように努めても、無意識に自分のマイナス面に意識が集中し、自分に自信がない状態に陥ってしまうのです。

自信の有無は、人生を貧しくも豊かにもします。その自信を持つために欠かせない自尊心が、他人からの批判によって傷つけられているのかもしれません。

克服方法「他人の言葉を受け流す」

他人からの批判批評すべてを真に受けると、自己評価が低下して「自分に自信がない」と苦しむことになります。他人は他人。それぞれの価値観で、時に心無い一言でも好き勝手に言い放ちます。自尊心を傷つけるような言葉には耳を貸さないようにしましょう。言われたことを全部真に受ける必要は全くないのです。声を大にして言います。

あなたはダメじゃない

自己評価が低下しては、自分で自分を受け入れることすらできなくなってしまいます。一生一緒に過ごす自分を、自分が好きになれずに、どうして自信を持つことができるのでしょうか。自尊心を傷つける言葉を右から左に受け流せない時は、言葉を発する人から距離を取りましょう。それは逃げでも弱さでもなく、自尊心を守るための処世術です。

自分に自信がない原因2「自分で限界を決めている」

「人より劣っていたから」「上手くいかなかったから」「結果が出せなかったから」などの過去の経験をもとに、あれもできない、これもできないと自分の限界を決めつけていませんか?

「自分はここまでの人間だ」自分で自分に線を引いてしまうと、何をするにも「どうせ上手くいかない」という考えが頭を過り、自分に自信がない状態に陥ってしまいます。

克服方法「リミッターを外せ」

限界なんて自分が勝手に決めたこと。自分で限界と思うから、限界と言うから、限界ができてしまいます。自分で作った限界を基準に、やってもいないことを始めからできないと決めつけるのはやめましょう。苦手も限界も、自分が勝手に決めた枠組みにすぎません。やらないからできないだけ、やらないから苦手なだけなのです。

人間本気になれば、何でもいつからでも始めることができます。身体に限界はあっても、挑戦や行動に限界はありません。年齢なんてただの数字で、何をするにも遅すぎることなんてないんです。限界を取り払って「できる!」と自分に自信を持ちましょう!今日から本気出す!

自分に自信がない原因3「挑戦しない」

挑戦しない→成長しない→自信が持てない

こんな悪循環に陥っていませんか?「自分に自信がないから挑戦しない」という考えでは、失敗せず傷付くこともないかわりに、成長することもなく自分に自信がないままです。人は変化を恐れる生き物。新しいことに挑戦するのは勇気が必要で、強い不安も感じます。失敗したら…なんて考えたら、つい安心安全安定の現状維持を選んでしまうもの。しかし…

「自信がついたら挑戦する」、その時は待てど暮らせど永遠にやってこない

「自信があるから挑戦する」ではなく「挑戦するから自信がつく」です。この順番が逆になっている場合、自分に自信がない状態から抜け出すのは難しいのかもしれません。

克服方法「自信がないからこそ挑戦する」

「自分に自信がないから挑戦しない」は、素振りはしても、自分に自信がないからと言ってバッターボックスには立たないようなものです。これではヒットはおろか、ホームランを打つ機会も一生訪れることはありません。三振だってすることはないでしょう。練習ばかりしていても、試合に出て経験を積まなければ自信はつかないというのは、容易に想像できるのではないでしょうか。

自分に自信がないと俯いて「できない」「無理だ」と思っているだけで、やればできることは沢山あります。一歩踏み出せば新しく見える景色があります。失敗上等、へっぽこ上等。自信がなくても挑戦を繰り返すことで、難しいことは簡単に、非日常は日常に変わっていきます。挑戦するから自信がつくのです。ダメで元々だと思って、常にチャレンジャーであれ!

自分に自信がない原因4「褒め言葉を否定する」

  • 自分なんて…
  • まだまだです
  • 全然ダメです

褒め言葉に対して、否定的な言葉を返していませんか?それが謙遜であっても、言葉は潜在意識に影響します。「自分なんて全然ダメです」と言えば、本当にそう思い込むようになってしまいます。人は自分が言った、思った通りの人間になるのです。

自分を否定する言葉を日常的に使うと、自分の欠点や弱い部分ばかりに意識が集中し、自分に自信がない状態に陥ってしまいます。「人見知りで…」「根暗で…」自分をこんな風に紹介することも、自分はそういう人間なんだと言い聞かせる自己暗示に他ならないのです。

克服方法「褒め言葉を自信に変換」

まず、褒め言葉に否定で返すのはやめましょう。日本では古くから謙遜が美徳とされる習慣がありますが、褒め言葉には謙遜ではなく謙虚な返答を心掛けてみてください。

基本的には「ありがとうございます」、他にも「励みになります」「おかげさまです」など、褒め言葉を否定せずとも返せる言葉はたくさんあります。自分で自分をダメだなんて絶対言わないことです。褒め言葉は心の栄養。嬉しい言葉は素直に受け入れて、自分の自信に変えましょう。

自分に自信がない原因5「人生の充実感が人任せ」

生きる上で充実感は欠かせないもの。人は充実感を感じることで、やりがいや生きがいを持って人生を楽しむことができます。

  • 助かった
  • ありがとう
  • 頼りになる
  • 〇〇さんのおかげだよ

こんな風に誰かに必要とされたり感謝されると、分かりやすく自分の存在意義や価値を実感し、充実感を得ることができます。充実感を感じる方法は他にもあるはずなのに、誰かから必要とされないと得られないものだと錯覚するほどに。

本当に欲しいのは人生の「充実感」のはずなのに、いつの間にか他人に必要とされることが全てになっていませんか?

この思い込みが根底にあると、誰かから必要とされない限り、自分に価値を感じることができなくなってしまいます。自信の有無が人任せになっていることも、自分に自信がない原因になっているのかもしれません。

克服方法「もっと自分を大切に」

人に必要とされることで、分かりやすく得られる人生の充実感。しかし「誰かに必要とされたい」という気持ちの裏側には、「今の自分は必要とされていない」という思い込みが隠れています。

もっと自分を大切にしてあげましょう

一生付き合う自分自身を、誰よりもまずは自分が理解して必要な存在だと認めてあげることです。率先して自分を褒めて認め、存在を肯定しましょう。自分に自信がない状態のときは、今の自分にあるものや価値・魅力を見つめる時間。ないものねだりをしている場合ではありません。

自分の変化や成長を実感したときも、充実感を感じることができます。1日単位で見ると、昨日の自分と今日の自分の変化は分かり辛いかもしれません。そんな時は、1年前や数年前の自分と比べてみてください。できるようになったことや、変化したところが必ず見つかります。

たとえ人に必要とされなくてもダメじゃない。人からの評価が全てじゃない。自分の価値は、自分で見出そう。

自分に自信がない原因6「失敗から立ち直れない」

真面目な性格が仇となり、失敗を大きく深刻に受け止め過ぎていませんか?失敗して自信を喪失した状態が長くなればなるほど、自分に自信がない状態から抜け出すのは難しくなります。落ち込んでから立ち直るまでの時間は、短いに越したことはありません。

失敗して自分を責めて追い詰めて、自己否定・自己嫌悪をしている間は、ずっと失敗のことを考えていることになります。失敗との付き合い方を変えて、自分に自信がない状態を克服しましょう。

克服方法「失敗→反省→切り替えの癖をつける」

失敗してショックを受けて、ただ落ち込むだけでは自分に自信がないままです。なぜ失敗したのか、改善点は何かを冷静かつ客観的に分析して、反省した後はさくっと気持ちを切り替えましょう。失敗は落ち込むためのものではなく、成長するための踏み台です。

失敗してもダメじゃない、上手くいかないことがあっても終わりじゃない。七転び八起き。人は同じ事を繰り返さないため、成長するために失敗します。「失敗→反省→切り替え」を行い、失敗をその都度完結させて、前に進む習慣を身に付けましょう。

自分に自信がない原因7「他人の評価を気にする」

人から100点をもらうことや高く評価されることを、自分が満足する基準にしていませんか?「人に評価されているから自信がある」「人に評価されないから自分に自信がない」という状態では、一喜一憂や気持ちのアップダウンが激しく心が安定しません。

人にどう思われているか、どう見られているか、どう評価されているかばかりを気にすると、心の平穏が訪れることはないのです。他人の評価を気にして行動するのはやめて、自分に自信がない状態を克服しましょう。

克服方法「自分は自分と割り切る」

みんなに好かれよう・愛されよう・高評価を得ようと思っても、好みも考え方も価値観も十人十色です。どこで何をどれだけやっても、文句をいわれることもあれば、理由なく嫌われることもあります。評価はその時の環境や人によりまちまち。自分の中の正解を、出会う人全てが正解と評価してくれるとは限らないのです。

すべては自己満足でしかありません

自分が納得できるか、自分が満足感や楽しさを感じられるか、自分を好きでいられるかを基準に行動してみてください。よそはよそ、うちはうち。自分に自信を持つときに、他人の評価は必要ありません。評価は自分が自信を持って自己満足を極めた先に、後から自然とついてくるものだと思っておきましょう。

自分に自信がない原因8「目標が無い」

「何も続かない」「中途半端で終わってしまう」こんな自分に嫌気が差し、何も達成できない意志の弱さを責めて、自分に自信がない状態に陥っていませんか?

やると決めても3日坊主、何かを始めてもすぐやめてしまう、すぐに結果が出ないと諦める…。こんなことが続くと「自分には何もできない」という気持ちが強くなり、自分に自信がない状態になるのも無理はありません。

「継続出来ない=意志が弱い」と考えがちですが、続かない原因は明確な目標がないことにあります。目標設定ができていないばかりに、何事も志半ばで諦めがち。今一度自分のゴールとなる目標をしっかり決めて、自分に自信がない状態から脱出しましょう。

克服方法「目標を設定する」

自信を持つには行動が必要です。そして、行動するには目標が必要です。何も続かないのは、意志が弱いからではなく目標がないから。自分が変わり切るまで、やると決めたことを達成するまで、行動できるような目標を設定しましょう。

そして目標をただ紙に書く、携帯のメモに残すだけでは、意識し続けることができません。毎日寝る前や朝起きたとき、目標を声に出し読み上げて、脳に刷り込みましょう。さぼってもやめても、誰も見ていないかもしれません。でも一番近くで自分は自分を見ています。自分を裏切らないように、自分との約束を守ると心に決めることが大切です。

目標が見つからない、何がやりたいか分からないときは、なんでもいいからやってみること。将来の役に立つかとか、何が正しいのかではなく「好き」「わくわくする」という気持ちに身を任せて、やりたいことは全部やってみましょう。どこでどのタイミングで、ピンとくるものが見つかるかは分かりません。こればかりは巡り合わせです。

まとめ

どんな自分でもどんな時でも、自信は持ったもん勝ち。自信を持てるかどうかは自分次第です。

しかし強い心の資本は健康な身体。健康を損なってまで、頑張らなければいけないことなんてありません。無理はせずマイペースに、自分に自信がない状態を克服していきましょう!

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