好かれる話し方とは?初対面の会話で好印象を与える8つのポイント

誰しも『初対面』は緊張してしまうものですが、世の中には初対面なのになぜか居心地が良かったり、話しやすいと感じる人がいます。人間関係において、初対面の印象はその後の関係に大きく影響していきます。パッと見の第一印象はもちろん、初対面の会話も好印象に越したことはありません。

この記事では「また会いたい」と思われる人が、初対面の会話でさり気なく使っている好印象テクニックをご紹介します。では、さっそく8つのポイントを見ていきましょう!


初対面の挨拶で好印象を与える

  • おはようございます!
  • こんにちは!
  • お疲れ様です!
  • 初めまして!

初対面の会話は、挨拶から始まります。たとえば初対面で「ニコニコ笑顔の人」と「難しい顔をしている人」、どちらが話しやすいか想像してみましょう。極端な例ではありますが、笑顔の人からは明るい感じやコミュニケーションに前向きな印象を受ける一方、難しい顔をしている人には「怖い」「話し掛け辛い」と直感的に良くない印象を抱いてしまうもの。

好印象を与える最初のポイントは、『自分から』『笑顔で』挨拶をすること。

頭で考えるのは簡単ですが、いざ初対面の相手を目の前にすると、緊張して自分発信の挨拶が出来ない人が多いのも事実。受け身ではなく自分から挨拶をし、コミュニケーションに前向きな姿勢を見せることで会話に弾みがつきます。特に初対面は先手必勝。相手が誰であっても自分発信の挨拶を心掛け、初対面独特の緊張感を爽やかに取り払ってしまいましょう!

同時に忘れてはいけないのが笑顔!初対面の相手もつられて笑顔になりお互いの緊張が和らぐだけでなく、爽やか・笑顔が素敵・話しやすそう・感じが良い・明るいなど、プラスの印象を与えることができます。笑顔で挨拶をして損をすることはありません。

しかしせっかくの挨拶も聞こえなければ台無し。いつもより1トーン高めの声で、相手に届くように第一声を発しましょう。余裕があれば、挨拶に名前をプラスするのも好印象に効果的。人は名前を呼んでくれた人に親しみを感じやすく、初対面でも打ち解けるのが早くなるのでオススメなのです…!

  1. 自分から
  2. 笑顔で
  3. いつもより1トーン高い声で
  4. 相手の名前を入れて
  5. 爽やかな挨拶を!

ポイントを押さえ、好印象で初対面の会話をスタートさせましょう!

相手の気分を上げる一言を使う

  • お会いできるのを楽しみにしていました!
  • 今日を楽しみにしていました!
  • お会いできて嬉しいです!

これらは初対面の相手の気分を少し上げて、更なる好印象を引き寄せる魔法の言葉です。先ほど自分から笑顔で挨拶をすることが好印象の第一歩とご紹介しましたが、上記3つのフレーズは、そこにプラスして使ってもらいたい言葉です。

「これを使うだけで好印象に繋がるの?」「そんなこと?」と思う人もいるかもしれませんが、『会えて嬉しい』なんて言われると誰しもつい嬉しくなってしまうもの。初対面の相手が嬉しくなる、気分が上がる言葉を少しずつ会話に混ぜることで、自然と好感度も上がっていきます。

会話の中で相手の名前を呼ぶことも『会えて嬉しい』という一言も、会話に無ければ無いでいい言葉。でも実際言われると嬉しくなる言葉でもあります。初対面の会話で相手の『ちょっと嬉しい』を積み重ね、好印象を引き寄せましょう。

初対面での言葉遣いは丁寧に

言葉遣いは、初対面の会話での印象を左右する大事な要素。初対面の会話では特に、丁寧な言葉遣いを心掛けましょう。言葉遣いは内面を写す鏡。丁寧な言葉遣いは、初対面の相手に人間性や人柄の良さを感じさせます。相手が誰であっても丁寧な言葉遣いで接し、好印象を引き寄せましょう。

「左様でございますか」「おっしゃる通りです」など、初対面の会話であってもここまで丁寧に話す必要はありません。年下年上は関係なく、ひとまず『ですます口調』で話すのが無難。たとえ相手が年下と分かっていても、初対面でいきなり友達のように話されると不快・苦手に感じる人もいます。年齢に関係なく、会話の中でいきなり乱暴な言葉を使ったり友達口調で話さないようにしましょう。

また会話しながら相手の名前を呼ぶ時は、いきなり下の名前で読んだり呼び捨てにすることは避けましょう。特に女性は強い不快感を感じるので注意!

褒められたらお礼を言う

会話の中で褒められたとき「いやいや、そんなことないですよ」「私なんてそんな…」と、謙遜ばかりしていませんか?せっかくの褒め言葉です。否定や謙遜ではなく、笑顔で感謝の言葉を返しましょう。

  • ありがとうございます
  • お世辞でも嬉しいです
  • そんな嬉しいこと言ってくれるの〇〇さんくらいです…ありがとうございます!
  • 〇〇初めて褒められました
  • おかげ様です
  • これからも頑張ります

日本人は特に、褒めたり褒められたりすることが苦手な傾向にあります。昔から謙遜が美徳とされ、素直にありがとうを言えない習慣が身についているのかもしれません。しかし否定や謙遜なしに、感謝の言葉と共に喜びを伝えた方が相手も良い気分になるものです。

褒められて恥ずかしい気持ちがあっても相手の言葉を否定せず、褒め言葉を素直に受け入れてみてはどうでしょうか。そして褒められたら「〇〇さんも…」「〇〇さんこそ…」と褒め返すことが出来るよう、会話の中で相手をよく観察しておきましょう。

相手を気遣うねぎらいの言葉

初対面の会話で使いやすい話題といえば「天気の話」。たとえば雨が降れば「あいにくの雨ですね」「今日はよく降りますね」など、初対面であっても共通の話題である天気を話題にすれば、無難に会話を始めることができます。過去に初対面の会話で使った経験のある人も多いはず。今回は天気の話を、相手を気遣うねぎらいの言葉に変えてみましょう!

ねぎらいの言葉は相手を思いやる気持ちから生まれます。天気天候から相手がどんな影響を受けたのか、相手の気持ちを考えると言葉が出てきやすいのではないでしょうか。雨の日に「雨に濡れませんでしたか?」暑い日に「暑かったでしょう…!」と、初対面の相手に対して心配の言葉を掛けても怒り出す人はいません。「気にしてくれてるんだな」と優しい印象を受け取ってくれることがほとんどです。

また、ねぎらいの言葉からスムーズに会話を展開することもできます。初対面であっても既に共通の話題である天気天候の話は、会話のきっかけには最適。「初対面で何を話せばいいか分からない」そんな時は、まずはその日の暑さや寒さ・風の強さなどに共感し合いながら会話を始めてみてはどうでしょうか。

会話の相槌に感情を込める

  • へぇー
  • ふーん
  • ほー
  • なるほど
  • そうですか
  • えー!
  • 本当ですか?

単純単調な相槌に気持ちが入っていないと、「興味が無いのかな…」「話が退屈かな…」と初対面の相手に余計な気を遣わせてしまうことがあります。そっけない・冷たい印象を与えないように、声の強弱や抑揚で感情が伝わるように言い方を変えてみましょう。

初めて聞いた話題に相槌を打つ時でも「へぇー」だけでなく、「なるほど」「ほー」「そうなんですね」「初耳です」など様々な相槌が使えます。会話の中で1種類の相槌を連続して使い続けるよりも、バリエーション豊かに相槌を打つ方が、相手はより「自分の話に興味を持って聞いてくれている」と感じます。もし同じ相槌を連続して使うときは、会話の内容・相手の感情に合わせて声の強弱や抑揚を変えると効果的。

  • たしかに
  • 分かります
  • そうですね
  • その通りですよね
  • 納得です

話に共感する相槌も感情を込めて使うと、相手は「自分のことを分かってくれている」と感じ、さらに会話を続けて話したくなります。初対面の会話が続くも止まるも相槌次第。興味を持って聞いていることが伝わるように、相手がつい話したくなるような感情が伝わる相槌を心掛けましょう。

話題が続く会話術『オウム返し』

オウム返しで相手の言葉を繰り返すと「話をしっかり聞いている」という意思表示になるだけでなく、会話の途中や相手にまだ話したいことがありそうな時にも、話の腰を折らずに相槌を打つことが出来ます。ポイントは100%同じように繰り返すのではなく、相手の話す内容のメインの言葉を繰り返すこと。オウム返しで相手が話したいことを話せるように促しましょう。

相手「先日、家族旅行で沖縄に行きました」

自分「沖縄に家族旅行ですか!」

相手「天気も良くて海も綺麗で、最高でしたよ」

自分「それは最高ですね!」

相手「そうなんです!それで…」

たとえば上記のようにメインのキーワードを繰り返すと同時に、会話の中で出た『楽しい』『最高』『嬉しい』など感情を表す言葉も繰り返すと、共感が伝わり相手はより話しやすくなるのでオススメ。しかし、ただ繰り返し続けるだけでは会話が進まない場合もあります。そんな時はオウム返しに質問をプラスして、会話を広げてみてくださいね!

オウム返しの注意点は使い過ぎないこと。適度に使えば相手は話をしっかり聞いてくれていると感じますが、立て続けにオウム返しをされるとバカにされているような気分になったり、繰り返すだけで何も考えていないと思われたり。好印象から離れていくので注意が必要です。同じ言葉を繰り返すだけでなく質問に繋げたり、オウム返しを適度に使って会話の隙間を埋めていきましょう。

会話の中で自己開示

会話をする上で、相手7割自分3割が最も好印象を与えやすい割合だと言われています。初対面の会話では「7:3」を意識してみましょう。あくまで目安ですが、相手に話す機会を多く与えて自分は聞き手に回るイメージです。とはいえ初対面の相手も、聞かれてばかり質問されてばかりではさすがに話し辛くなります。相槌を打ったり質問をして会話を続けながら、自分の情報も開示していきましょう

相手「先日、家族旅行で沖縄に行きました」

自分「沖縄に家族旅行ですか!私も海が好きでよく行ってました。旅行どうでしたか?」

たとえば上記のように、オウム返しに自分の情報をプラスすると自然です。たった一言でも、過去に沖縄に行ったことがある・海が好き・沖縄に良いイメージを持っているという情報を伝えられます。相手の話す内容のメインの言葉を繰り返しつつ、自身の経験や感想を一言プラスしてみましょう。

初対面はお互いがどんな人間なのか全く分からない状態です。自分の人柄・性格や好みなどを相手がイメージしやすいように、少しずつでも会話のなかで自分の情報を伝えることを意識しましょう。長々と話し続けるのではなく、シンプルに短く具体的に話すことがポイントです。

話し方まとめ

「人に良く思われたい」「人に好かれたい」口には出さなくても、誰しも1度は思うことです。

外見さえ良ければ好印象が与えられる訳ではありません。初対面の相手に好印象を与える為には、好感を持ってもらえるような話し方を意識する必要があります。初対面の相手とスムーズに良好な人間関係を築けるように、会話のポイントを押さえて好印象を勝ち取りましょう!

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