受験・バイト・就職・転職など面接が行われるシーンは様々ですが、人見知りの人はシーンに関係なく『面接』というだけで緊張してしまいますよね。「知らない人と話すのも苦手なのに、面接で上手く話せる自信なんて無い!」と悩んでいる人もいるはず…!
人見知りだからこそ、面接は準備が大切です。話す内容はもちろん、好印象を与える話し方や身だしなみのポイントを押さえておけば、面接で人見知りをカバーすることは可能。内心どんなに緊張でドキドキでも、落ち着いているように見せることができるのです。
この記事では、人見知りを克服しなくても意識するだけで面接官に好印象を与えられるポイントをご紹介します。では、さっそく見ていきましょう!
もくじ
面接の質問に的確に答えよう
「自信が無くて…」「緊張して…」「怖くて…」人見知りのタイプによって原因は色々ですが、人見知りの人は面接で声が小さくなったり早口になることがよくあります。せっかくの自己アピールも質問の応対も、面接官に聞こえなければ伝わりません。面接では『ゆっくり』『ハキハキ』『相手に聞こえるように』話すことを心掛けましょう。
ゆっくり話すポイント
早口は単純に聞こえ辛いだけでなく、精神的余裕がない印象を面接官に与えてしまいます。特に緊張しているときの話すスピードは、自分がゆっくり話していると思っていてもまだ速いことがほとんど。面接など緊張する場面では、自分が思うゆっくりより更に遅く話すように意識すると相手が聞き取りやすい速さになります。また、口を大きく開けて速く話すことは難しいため、意識的に口を大きく開けることも早口にならないポイントだと言えるでしょう。
落ち着いて話すのは精神的な問題ですが、ゆっくり話すのは単に話し方を意識すれば改善が可能です。人見知りで精神的な不安があっても、ゆっくり話すことで落ち着いているように見せることが出来るのです。
ハキハキ話すポイント
ゆっくり話すことを心掛ければ、自然と発音もしやすくなります。口を開けて活舌よく、一言一言しっかり発音しましょう。ハキハキしないこもった声は相手が聞き取りにくいだけでなく、暗い印象に繋がってしまいます。口を大きく開けること、唇と舌を動かして発音することを意識しましょう。
相手に聞こえるように話すポイント
低い声は落ち着きや安心感を与える一方暗い印象にも繋がりやすいので、面接では低い声よりも普段より少し高めの声がオススメ。一般的に人が心地よく聞こえる声の高さは、ドレミファソラシドの『ファ』『ソ』だと言われています。面接でも自分がいつも話す声の音程よりも少し高めを意識すると、印象良く声が届きやすくなります。
また姿勢は声に影響します。面接中は美しい姿勢を心掛けましょう。
見た目の好印象で人見知りをカバーする
知らない人に自分から積極的にアピールすることが苦手であれば、逆に人を惹きつける見た目を目指してみてはどうでしょうか。清潔感のある見た目・立ち振る舞いや表情などをしっかり意識して、まずは好感を持ってもらえる外見を目指しましょう!
面接でも最初に見た感じが良ければ、それだけで面接官は好印象を抱きます。最初の印象がその後の言動の受け取られ方に影響していくことを、心理学では『初頭効果』と呼びます。初対面の第一印象が良ければ、その後多少失敗したとしても相手は良い方に解釈してくれるというものです。
面接という緊張感のある場面で、たとえば人見知りが影響してたどたどしい話し方になってしまったとしても、最初の好印象が面接中のマイナスイメージを和らげてくれるでしょう。
人見知りを長所に言い換える
面接の「あなたの短所は?」という質問には、マイナスイメージがプラスイメージに変わるように言い換えましょう。短所に挙げがちな人見知りですが、悪いところばかりでもありません。
そもそも人見知りは、未知のものから自分を守るための自己防衛反応。程度に差があるだけで、基本的に人は全員人見知りです。面接で自分の短所として人見知りを挙げる時は、人見知りだからこそ出来ることに焦点を当てて短所を長所としてアピールしましょう。人見知りの短所を長所に言い換える時に、使えそうなフレーズをいくつか挙げておきます!
- 聞き上手
- 観察眼がある
- 冷静に対応できる
- 真面目で思慮深い
- 全体を見ることができる
- 相手に安心感を与えられる
- 空気を察することができる
- 周囲に気を配ることができる
- 細心の注意を払うことができる
- 時間をかけて信頼関係を築ける
- 相手の気持ちを考えて行動できる
- 相手を落ち着いて観察することができる
- 正確性を重視してコツコツ丁寧に仕事ができる
面接当日までに自分の長所と短所、出切ることや出来ないことを紙に書き出してみましょう。自分で自分のことを分かっていなければ、人に聞かれて答えることは出来ません。誰かの受け売りではなく自分の言葉で答えられる人は、面接でも好印象を与えられます。1度しっかり自分の内面と向き合う時間を持ってみてはどうでしょうか。
面接ではなりたい自分を演じる
面接で堂々と自分をアピールできる、理想の人物像を思い描いたことはありますか?
たとえば『元気にハキハキと話す人』『笑顔が素敵で明るく爽やかな人』『落ち着いた雰囲気で安心感を与えられる人』など、なりたい自分のモデルを作ってみてください。面接で自分が思う”デキる人”になりきってみましょう。面接までに人見知りを完璧に克服することが難しくても、一時的に好感の持てる人物を演じることは出来ます。自分が思い描く人物像を自分自身に言い聞かせて、実際の面接でそのように振る舞えるよう練習しましょう。特に髪型・服装などの外見は本人の努力次第でいくらでも変えることが出来ます。まずは鏡の前で、笑顔や明るい表情から確認してみてはどうでしょうか。
人見知りを克服するには?
バイトやイベント参加など、人との接点をとにかく増やして半強制的にコミュニケーション能力を向上させることは出来ます。しかしその前に、自分の内面と向き合うことが大切。自分はなぜ人見知りなのか。自分の心の奥底のどんな気持ちが自分を人見知りにさせているのか。人によって様々だとは思いますが、知らない人の前で自分の言動に無意識に制限をかけてしまう原因をまず確認しましょう。
人見知りは「自信喪失型」「自意識過剰型」「優越思考型」の大きく3タイプに分かれます。人見知りの原因を確認して自分の考え方を変えましょう。気持ちが軽くなり、人と接する時に過度な緊張やプレッシャーを感じなくなります。無理矢理人見知りを克服しようとすると、一時的に明るい自分を作ることが出来ても気持ちとのギャップが生じ、社交的な自分を維持するのが辛くなることがあります。まずは考え方から変えること、それから人と接することに慣れること、場数を踏むことで確実に人見知りは改善に向かうでしょう。
まとめ
面接では、人見知りであっても好印象のポイントを押さえることが出来れば上手く自己アピールをすることは可能です。しかし本当に人見知りを克服したいと思った時には、自分の内面や考え方から変えていく必要があります。人見知りを治す特効薬はありませんが、自分が変わりたいと強く思い行動すれば必ず人見知りは克服へと向かいます。
こちらの記事もご覧ください⇒深層深層心理から読み解く!人見知りの原因と人見知りを克服する方法
コメントを残す