人見知りで辛い・仕事ができない人へ送る打開策【行動編+思考編】

人見知りと言えば、自分らしさを表に出せず空気を読み様子を伺い周囲に気をつかいっぱなし。人と会うのも億劫になり、人と接することに疲れ仕事もできない辛い状態に陥る…。日常生活のほとんどが仕事ということもあって、人見知りで仕事が辛いと毎日も憂鬱になってしまいますよね。

人見知りで仕事が辛い!もう仕事ができない!と思ったとき、思い切って仕事を変えてしまうのもひとつの手段。しかし、どの仕事を選んでも人と接することは避けられません。可能であれば、環境を変えるのではなく自分の人見知り自体を何とかしたいところ。

この記事では人見知りで仕事が辛い人へ、仕事場でのコミュニケーションを円滑にするヒントを発信します。人見知りで仕事が辛い対処法として転職を考える前に、是非一度いまの環境で人見知り克服に踏み出してみましょう!

人見知りが仕事にもたらす辛いデメリット

仕事において、人見知りがどんな時に働きどの様なデメリットを生み出すのでしょうか。人見知り打開策の前に、人見知りのデメリットをいくつか見てみましょう!

会話に入ることができない

仕事をする中で、言葉を交わすコミュニケーションは必要不可欠。この何気ない「会話」での人見知りのデメリットは、思い切って会話に入っていけないことではないでしょうか。特に大人数になればなるほど空気と化す特性を持つ人見知りにとっては、会話に入るということ自体勇気の要ることであり大きな難関。

周囲からは「落ち着いている」「冷静」という印象を持たれることもありますが、接点や発言回数が少ないと仕事場での存在感はどうしても薄れてしまいます。「たまに発言すると珍しさから注目が集まる→緊張のあまり何を言っているか分からなくなる→ますます発言することへの苦手意識が強くなる」という悪循環に陥ることも…。

他人からの評価に怯え自分の発言が正解か否かが気になり、結局一切発言出来ずに終わることも多いのが人見知りの辛いところです。

孤立しがち

たとえば仕事場で同僚が楽しそうに盛り上がっているときも、「この会話に自分なんかが入ったら、きっと迷惑だ…」「盛り下げてしまう…」と輪に入ることができません。とかく人間関係に対して消極的で、仕事場でもなかなか自分からコミュニケーションを取りにいけないのも人見知りのデメリットだと言えるでしょう。

気にし過ぎる・気をつかい過ぎる、繊細で敏感な性格の人見知り。もっと気楽に人と接したいと思う気持ちと、上手く立ち回れない現実とのギャップに苦しくなるときもあります。「自分と関わっても相手は楽しくない」「変に思われるに違いない」など、人と関わらないための自分への言い訳もお手の物。下手にコミュニケーションを取ってボロが出るくらいなら、当たり障りなく最低限の関わりで済ませようという結論に至ってしまいます。

人と関わる機会を自ら潰し、一人で過ごすことが多く孤立しがちなのも人見知りのデメリットかもしれません。

相談できない

仕事場で気軽に相談できる人や、本音を打ち明けられる相手がいないことも人見知りの辛いところ。どちらかというと人に頼るのが苦手で、一人で何でもやろうと頑張り過ぎてしまいます。

質問ひとつするにしても「こんな初歩的なことを聞けばなんて思われるか…」「仕事の邪魔をして迷惑じゃないだろうか…」と、相手の気持ちや反応をネガティブに予測し過ぎてなかなか声を掛けることもできません。

日頃から適度にコミュニケーションを取っておけば、いざ困ったときも気軽に質問・相談できるのですが人見知りはそうもいきません。小さな問題やストレスを抱えこみがちなのも、人見知りのデメリットだと言えるでしょう。

辛い人見知り打開策~行動編~

ここからは、仕事場での人見知り打開策の行動編からご紹介していきます。今よりも楽に人と付き合うために、実際に意識して試してみてくださいね!

意識すべきは【話し方>内容】

人見知りのデメリットでも挙げましたが、自分の発言がどんな評価を受けるのか、また正解か否かが過剰に気になりなかなか発言できない人見知り。しかしそもそも会話をしているとき、人は内容よりも話し方から多くの情報を得て印象を判断しています。内容がどんなに薄くても話し方ひとつで印象が良くなることもあれば、話し方が原因でせっかくの良い内容も全く頭に入ってこないという困った状況にもなりかねません。

なにより人目や評価を気にし過ぎる自信の無さや不安は、話し方に顕著にあらわれます。内容よりも話し方、何を話すかよりもどうやって話すかを意識してみましょう。まずは、自信があるように見える立ち振る舞いを心掛けてみてはどうでしょうか。

  • 身体を相手に向ける
  • 大きめの声で話す
  • ゆっくり話す
  • 目をあわせる
  • 背筋を伸ばす
  • 笑顔で話す
  • 胸を張る

これだけでも随分印象は変わります。内心どんなに自信が無くても、コミュニケーションに前向きな態度を分かりやすく示すことで相手も話しやすく感じます。発言が正解かどうかを気にして自信なさげに話すのはやめて、自信があるように見える話し方を意識してみましょう。

仕事に関する質問をする

人見知りな人は何の理由もなく話し掛けるのが苦手な傾向にあり、仕事場でも何か用事がない限り他の人との接点が生まれません。しかしそれではコミュニケーションを取る機会が非常に少なくなってしまいます。気軽に話しやすい関係を維持するには、何気ない会話を自分から切り出すと効果的。仕事場で話し掛けるきっかけ、コミュニケーションのきっかけを自分から作ってみましょう。

たとえば仕事に関する質問や、相談を持ち掛けてみるのもひとつの手段。毎日短時間でも言葉を交わすコミュニケーションを繰り返すだけで、日毎にどんどん話しやすくなっていきます。話し掛けるという行為に自分自身が慣れることもできますし、日々のコミュニケーションがあってこそ仕事でトラブルがあったときも一人で抱え込まずに済みます。

分からないことを教えてもらうことも、コミュニケーションを取るきっかけになります。頼られる方も嬉しく感じるもの。笑顔と感謝の言葉を忘れずに、仕事仲間との接点を自ら増やしましょう。

積み重ねで印象を変える

仕事場で日頃周囲との接点が少ないと、「物静かな人」「一人が好きな人」というイメージを持たれることもしばしば。人見知りな自分も周囲からの印象も、一朝一夕で変えられるものではありません。しかし、日々行動を積み重ねることで確実に変えることができます。

まずは笑顔で挨拶・何気ない雑談・仕事に関する質問などで、仕事場で周囲の人との接点を少しずつ増やすこと。接点が増えれば増えるほど、周囲からの印象も「気軽に話しかけやすい人」に変わっていきます。何より自分自身の居心地も良くなるでしょう。

一気に全部挑戦しよう!なんて意気込むと続きにくいので、毎日少しずつ確実に続けていきましょう。まずは笑顔で挨拶から!人見知りで辛い…と塞ぎ込んでいても始まりません。一つずつ少しずつ、自分から人と接点を持つことに慣れていきましょう!

人見知り宣言はしない

自分は人見知りだからといって、つい人前で「私、人見知りなんだよね…」なんて宣言してしまっていませんか?

人見知りだと人に伝えることは、自分に自分は人見知りだと言い聞かせる自己暗示。相手には「自分は人見知りなので、あなたがリードしてください」「気をつかってください」「優しく接してください」と言っているも同然です。人見知りと言う本人にはそんなつもりがなくとも、言われた方はそのように受け取ってしまうのです。

何かと生き辛い人見知りをやめたいと本気で思うなら、自分を人見知りだと言うのも思うのも意識的にやめましょう。

人見知りで仕事ができない時の打開策~思考編~

私自身がそうでしたが、人見知りは人一倍人目や評価・顔色や反応が気になる生き物。「変に思われるくらいなら何も言わない・しないでおこう」と、人とのコミュニケーションにも保守的・消極的になってしまいます。

そんな人見知りも、考え方を変えるだけで変化が見られることがあります。思考なんて大したものではありませんが、人と接するときに今より肩の力を抜くために考え方を変えるヒントにしてみてくださいね!

『死ぬこと以外かすり傷』と肝に銘じる

人見知りは人前で失敗やミスをすると、どこまでも気にして奈落の底まで落ち込む習性を持っています。何かあったとき人一倍大きな精神的ダメージを受けると分かっているからこそ、失敗を恐れるあまり人前で思うように行動できません。

そんな時の思考法として私個人としては、死ぬこと以外かすり傷だと思うようにしています。人間失敗やミスもして当たり前。穴があったら入りたいと思うくらいの、恥ずかしくも情けない過ちをおかす時もあるでしょう。しかし何が起きたとしても、法に触れること以外はすべて良い経験。そう思っておけば、思い切って行動にうつしやすくなります。

そうして失敗を恐れず思い切ってトライ&エラーを繰り返すことで、人と接することや話すことに対する免疫がついていきます。何事も最初から上手くはいかないことは大前提として、思い切りよく行動するための考え方だと思ってください。失敗しても大丈夫。プラス思考を身につけて、前向きに人とコミュニケーションを取りましょう。

全員と仲良くできなくていい

辛い人見知りを何とかしようと焦るあまり、一緒に仕事をする人全員に良い顔をしようとしていませんか?

みんなに同じように好かれようと頑張る必要はありません。嫌いな人・苦手な人がいてもいいんです。気の合いそうな人・話しやすそうな人から一人ずつ、少しずつ積極的にコミュニケーションを取って関係を深めていきましょう。みんなに好かれて仲良しが多い人が正義ではありません。自分は自分と割り切って、まずは自分のコミュニティを大切に出来ればそれでOK。

人見知りは人と打ち解けるにも人一倍時間が掛かります。すぐに仲良くなれないことを気に病む必要もありません。そんな自分も受け入れて、自分のペースで焦らず距離を縮めていきましょう。

全ては勝手な思い込みであると心得る

「あの人は自分のことを〇〇と思っているに違いない」「きっと〇〇だと思われてるんだ…」など、相手の頭の中をネガティブに想像する癖がついていませんか?

「見られている…!」と感じたり、話している時も変な奴だと思われていないか不安になったり。自分が予測する相手の頭の中は、すべて自分の勝手な思い込みであることを認めましょう。一人でとんでもないマイナス思考に苛まれている間、相手はというと「今日の夜は何食べようかな…」なんて全く関係の無いほんわかした考え事をしている可能性大。

マイナス方向へのとめどない想像力が人とのコミュニケーションの妨げになるようなら、考え方を変える必要があるでしょう。相手が自分に対して良くないイメージを抱いている、悪く思われているという悲観的な妄想はすべて自分の勝手な思い込み。「良く思われているに違いない」と意識的に考え方を変えましょう。

辛い人見知り打開策まとめ

今回の記事では、人見知りで仕事が辛いときに試して欲しい人見知り打開策を、行動編・思考編と分けてご紹介しました。

自分は人見知りだからと、塞ぎ込んでばかりでは現状は何も進展しません。誰かが自分を変えてくれる訳でもありません。それを分かっているからこそ、自分が何をすべきでどんな行動が必要なのかも本当は知っているのではないでしょうか。

あとは行動あるのみ。人見知りな自分を変えたいという意志さえあれば、必ず変わることができます。少しずつでも確実に行動を起こし、仕事場で人見知り克服に挑戦してみてくださいね!

こちらの記事もご覧ください⇒深層心理から読み解く!人見知りの原因と人見知りを克服する方法

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