自信を失った時に素早く立ち直るための8つの対処法

  • 自信を失って立ち直れない
  • 何のやる気もでない
  • お先真っ暗
  • 人生詰んだ…

自信を失った時、立ち直るまでに時間が掛かることってありませんか?今まで積み重ねた努力も行動の全ても無意味に感じ、希望が見出せず動けなくなることもありますよね。しかし、私たちに与えられた時間は有限。自信を失ったまま立ち止まり続けるわけにはいきません。

常に自信に満ち溢れているように見える人でも、自信を失うこともあれば当然落ち込むこともあります。それでもポジティブに見えるのは、自信を失った時もすぐに立ち直ることができるから。しかも、その方法は決して難しいことではなく、知ってさえいればすぐに実行できることばかり。自信を失った時『素早く立ち直れる人』と『長い時間が掛かる人』との違いは、対処法を知っているかどうか、そして実践するかどうかの違いだけ。

まさに今自信を失っている人だけでなく、普段落ち込みがちな人、切り替えが上手くいかない人の力になれば幸いです。この記事を読めばもう、自信を失った時も落ち込んだままではいられません。


自信を失いやすい人の特徴

同じ出来事に遭遇しても『自信を失いやすい人』と『打たれ強い人』がいます。両者の間には、物事の受け止め方や考え方、自分に向ける言葉など多くの違いがあります。

たとえばここで自分に当てはまる特徴があったとしたら、それを意識的にやめるだけでも現状を少し変えることができるでしょう。自信を失わせる思考パターンや反応を、『自信を失いやすい人の特徴』から探っていきましょう!

完璧主義

自分の中で設定している合格ラインが高すぎると、達成できないことも自然と増えてしまいますよね。完璧主義者は98点でも2点で自分を責め、70点で無価値の烙印を押せてしまいます。完璧主義者の日常には、自分を責めるタイミングがいっぱい。

「あれもダメ、これもダメ」と出来ないことにばかりに目が向くと、人間どうしても自信を持てなくなってしまうものです。周囲から見れば充分完璧で「すごい!」と言われるレベルでも、当の本人は何をやっても自信が持てず辛い思いをしているというケースも少なくありません。完璧主義は自己否定のもと。自信を失いやすい人が持つ特徴のひとつだと言えるでしょう。

ざっくり自己否定してしまう

自信を失った時、何がダメだったのかを究明することなく「自分が悪い」なんて、ざっくり自分全部を否定していませんか?

自信を失った出来事の中にも、できていたこと・良かったこと・上手くいっていたことも少なからずあるはず。それを全て無視して、全面的に自己否定してしまうのも自信を失いやすい人の特徴のひとつです。反省するでも良い面に目を向けるでもなく「自分はダメだ」と否定し続ければ、立ち直りに時間が掛かるのも無理はありません。

人の言葉を受け流せない

バカにされる・笑われる・傷付くようなことを言われるなど、人に掛けられた言葉によって自信を失う時ってありますよね。自信を失いやすい人は、相手が冗談で言ったのか本気なのかに関わらず、言葉の全てを余すことなく真正面から受け止めてしまう人。

真面目な頑張り屋さんほど、周囲の言葉に敏感に反応する傾向にあります。受け流すことも都合良く解釈することもなく、言葉をそのままダイレクトに受け取るため、大きな精神的ダメージを受け自信を失ってしまうのです。

マイナスの想像力が豊か

誰かの何気ないひと言や行動から必要以上に思惑を勘ぐったり、言葉以上の意味を想像してしまうのも自信を失い人の特徴のひとつです。

「〇〇だと思われてるんだろうな」「〇〇だと思っているからこう言ったんだろう」などと、悲観的に『〇〇だろう』と想像してはどんどん自信を失っていきます。実際のところ相手はマイナスなことなど思ってもいないのに、自分の頭の中だけでネガティブな想像を膨らませては落ち込んでしまう。こんなに勿体ないことはありません。

結果を求めるのが早すぎる

自信を失いやすい人は、結果を焦る傾向にあります。新しいことを始めたりチャレンジしたとき、すぐに結果を求めすぎていませんか?

仕事や恋愛・趣味など何事もそうですが、結果を出すためには本人の努力や忍耐・継続が必要。逆に一朝一夕で上手くいくことの方が少ないのではないでしょうか。始めてすぐの状態で結果を求めても、単純に費やす時間や作業量が足りていなければ、経験値も上がらず思うような成果は得られません。結果を焦ることによる自分への失望は、自信を失わせるだけでなく「どうせ何をやってもダメなんだ」という思い込みに繋がり、次の行動を起こす気力も無くなるという悪循環に繋がってしまいます。

人と比較してしまう

人と自分を比較した時の反応は、大きくふたつに分かれます。あなたはどちらのタイプでしょうか。

  1. 人と自分の差を『刺激』と受け止め、行動を起こす原動力に変えられる人
  2. 自分よりデキる人や優れている人を見ては、至らない部分にばかり目が向き劣等感に苛まれる人

前者は比較をポジティブに利用できますが、後者は自信を失う一方…。過去と今の自分を比べさえすれば「これができるようになった」「あの頃は〇〇ができなかったな…」と、成長や変化に自然と目が向きます。そんな自分の頑張りの一切を見失ってしまうような他人との比較は、ただただ自信を失うだけなのです。

自信を失った時に素早く立ち直るための8つの対処法

ここからは具体的な対処法をご紹介していきます。ときに身体を動かし、ときに言葉の力を借りて、様々な面から自信回復にアプローチしていきましょう!

1、自分への質問方法を変える

自信を失った時、「なんで自分はこんなにダメなんだろう?」「どうして○○できなかったんだろう?」と過去を思い返しては、漠然と責めてばかりいませんか?いかに自分がダメな奴か、どんなにできない奴かをいくつ並べても、現状は改善されません。どうせ自信を失った時のことを思い返すなら、自分への質問を以下のように変えてみてください。

『どうすれば、上手くいく?』

なんと、たったこれだけです。質問方法を少し変えるだけで、意識は未来に向き同じことを繰り返すまいと思考を始めます。「なんで」「どうして」を『どうすれば』に変えるだけで、脳は現状を変えようと物事を建設的に考えるようになるのです。

どんなにポジティブな人でも、1度も自信を失ったことがないなんて人は存在しません。それでも常に前向きに見えるのは、落ち込む時間が人より短いから。自信を失った時に建設的に考えられるような言葉を掛けているからこそ、すぐに立ち上がりまた動き始めることができるのです。

2、具体的に反省する

失敗やミスなどで自信を失った時は、上手くいかなかった原因を具体的に反省しましょう。たとえば自分が悪いとして、いったい何が悪かったのか。ただただ「自分はダメだ」なんて自分自身や存在をざっくり全てを否定するのはやめて、『やり方』と『行動』に目を向けてみましょう。

  • 何が難しいのか
  • 何ができないのか
  • 他の方法はないか
  • 今日からできることはないか
  • 解決するには何をすべきか
  • 解決できなくても改善するには?

特に大事なのは最後の項目。完璧は目指さずに、1ミリでも良くなる方法を考えましょう。「次はこうしよう!」と思えてこそ希望を持って次へ進むことができますし、失敗は経験に変わります。自信を失ったままで終わるか、失敗を踏み台にするかは反省の仕方次第で変えることができるのです。具体的に反省して、次のチャレンジに活かしましょう!

●アウトプットがオススメ

反省する時や過去を振り返る時にオススメなのが、思考を視覚化すること。紙に書き出す、パソコンに打ち込むなど、頭の中で考えていることをアウトプットしましょう。感情を無理に押さえつけず一旦吐き出してしまうことで、自分の気持ちと向き合い受け止めることができます。

また人間は良くも悪くも忘れしまう生き物。今日自信を失った出来事も、未来の自分が見れば笑ってしまうような小さな出来事になるかもしれません。月日が経てば、悩みのレベルも上がるもの。未来の自分の自信のためにも、何らかの形で残しておくことをオススメします。

3、失敗はポジティブな経験と心得る

失敗すると、失うものの方が多く感じるかもしれません。出来事にせよ言葉にせよマイナス・ネガティブの力は強大で、ポジティブなことより強く印象に残ってしまうから。しかし失敗に悪いイメージばかりを持っていると、いざ失敗したとき物凄く悪いことをしたような気分になり自信喪失を加速させてしまいます。

たとえば今、過去の失敗達を思い返してみてください。どんな失敗も、むしろその経験がなければ今の自分は形成されていない。そんな出来事ばかりじゃありませんか?『失敗』ってネガティブな印象ですが、デメリットよりメリットの方が多いと私は思っています。言葉の力を借りて、失敗への悪いイメージを払拭しましょう!

4、自分だけじゃないことを忘れない

  • もうダメだ
  • どうせ自分なんて
  • 全部無駄だった
  • 何をやっても無意味

自信を失った時、自己否定の言葉が湯水のように溢れてきませんか?無意識に他人と比べたり、むやみやたらと過去の努力を卑下したり…。中でも、マイナス思考に悪いイメージを持つ人は危険です。なぜなら、自信を失った上にマイナス思考な自分に嫌気がさし、底なしに自信を失ってしまうから。

ここで断言しておきたいのは『ネガティブ=悪』ではないということ。誰しも自信を失った時は自分を否定したくなりますし、ついネガティブな言葉が口をついて出てしまうもの。「自信を失った挙句マイナス思考に陥るなんて、自分はとことんダメなやつ…」ではなく、みんながそうなる至って普通のことだと思ってください。

自信を失った時のマイナス思考なんて、情けなくも弱くもなくみんなが通る道。落ち込まない人、マイナス思考にならない人もいません。『自分だけじゃない』、これを覚えておくだけでも心が軽くなります。

5、別のことに打ち込んでみる

自信はどこから補填してもOK。仕事で自信を失えば、趣味で自信を補う。恋愛で撃沈したら、仕事で自信を補う。行動の全てが、自信を回復させるきっかけになってくれます。必要以上に悩まないようにするためにも、意識を別の方向へ向けてみましょう。

特に体を動かしている間や、何かに熱中・没頭している間はネガティブが入り込む隙がありません。たとえば彼女に振られて自信を失った時は、仕事に熱中してみる。仕事関係で自信を失った時は、趣味に没頭してみてはどうでしょうか。お酒や食べ物を利用しすぎるのは良くありませんが、それらも気持ちを切り替えるスイッチになってくれます。気分転換の方法は運動だったり、カラオケで大声で歌うことだったり、音楽を聴くことだったり様々。

現実逃避かもしれません、何の解決にもならないかもしれません。しかし、一切アクションを起こさず悶々と打ちひしがれる状態より、俄然早く回復に向かいます。たとえば自信を失った出来事に再び向き合うにしても、エネルギーチャージが必要。逃げてはいけない、目を逸らしてはいけないなんて絶対ルールはありません。気持ちのバランスを取ってあげることが大切なのです。

6、得たものを数える

  • 学んだこと
  • 分かったこと
  • 次に活かせること
  • 確認できたこと

どんな失敗にも学びが隠れています。自信を失った時はショックが大きく、恥ずかしさ・情けなさ・悔しさなど負の感情でいっぱいいっぱいかもしれません。しかし、本当に失っただけなのでしょうか。

たとえば飲み会で記憶を無くして恥ずかしい失敗をしたとしても、自分にお酒の限界があることや最大級に酔ったらどうなるかが少なくとも分かったわけです。いろいろあったけど、まあ怪我がなくて良かったなとか…(体験談です笑)

何が原因で自信を失ったにせよ、起きた事実は変わりません。しかし自分次第で、過去の出来事から多くの学びを得ることはできます。転んでもただでは起きない精神で、どんな小さなことでも見逃さずカウントしてやりましょう!

●過去の自分と比較してみる

普通に生きているだけでも、誰しも大なり小なり成長しています。逆に言えば変わらない方が難しいのに、他人と比べれば上には上がどこまでもいて自信を失ってしまう。自身の成長をちゃんと認めて実感することも、自信を失った時に立ち直るためのひとつの手段です。

  • 出来ることが増えた
  • 知識が増えた
  • 何かに挑戦した
  • 〇〇を継続できている
  • 昔は悩むはずのなかったことで悩んでいる

昨日の自分と比べて変化が分かりづらければ、1ヶ月前・半年前・1年前、それより前でも構いません。自信を失った時ほど、過去と今の自分を比べてみましょう。

7、逆説の『でも』を活用せよ!

言い訳や相手を否定するときなどで使いがちな『でも』。この2文字にネガティブな印象を抱く人もいるかもしれませんが、自信を失った時は強い味方に変わります。使い方は簡単。ひとしきり並べた自己否定の後に『でも』をつけてみてください。

  • ○○ができなかった → 『でも』○○はできた!
  • ○○がダメだった → 『でも』○○は思ったより良かった!

たしかにダメなところがある、至らない部分も多いのは事実。『でも!』できていることも沢山あるはずです。自信を失った時は否定ばかりでなく、言葉の力を借りて意識的に良い部分に目を向けてみてくださいね!

8、寝る前に丸付けする

できたこと、良かったこと、楽しかったこと何でも構いません。寝る前に洗いざらい思い出して、全てにはなまるを付けましょう。「子供じゃあるまいし…」と鼻で笑う人もいるかもしれませんが侮るなかれ、丸付けの効果は絶大です。

大人になれば、誰かがずっと自分のことを見てくれているわけでもなければ、何か出来ても褒めてくれるわけでもありません。だから自分で自分を褒めてあげようじゃないか!ということなんですが、これはナルシストとは全くの別物。自分で自分を褒めるということは、自分を肯定し大切にするということです。張り切って褒めてあげましょう!丸付けのポイントは以下の通り。

  • 大それたことじゃなくていい
  • 些細なこともカウントする
  • 何気ないことも見逃さない
  • 人と比べない
  • 当たり前のことでもいい
  • 完璧主義は捨てる

「なかなか頑張った!」「よくやった!」「上出来!」そんな風に思える出来事が、多ければ多いほどGOOD。丸が多ければ多いほど、自信を回復することができます。良き1日の終わりを迎えることができるでしょう。

まとめ

今回ご紹介した8項目は、私自身も自信を失った時によく実践する対処法です。その時々の精神状態や原因にもよりますが、毎回どれかはヒットしてすぐに切り替えられています^^

ひとしきり落ち込んだあとは、立ち直るべく行動を起こしましょう。自信を失った時は、いろいろな方向から自信回復を試みることをオススメします!

こちらの記事もご覧ください⇒モチベーションを維持する11の方法と勝ち癖をつける目標設定方法

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