【笑顔の効果】笑顔が高める6つの要素と笑顔で過ごすべき本当の理由

ちか
最近、笑ってますか?

一般的に4歳のこどもが1日300~400回笑うのに対し、大人はなんと10回~15回ほどだそうです。歳を重ねれば重ねるほど「楽しいことがあったから」「面白いことがあったから」「いいことがあったから」など、何か理由がないと笑えなくなりますよね。

『笑顔で過ごす』たったそれだけで、得られる効果が沢山あります。しかし笑顔に理由が必要な大人は、その恩恵を受けられるチャンスが非常に少ない状態なのです。

楽しい・嬉しいから笑うのは普通ですが、そうでない時も笑顔で過ごすことで楽しい・嬉しいことが次々に自分の身に起きるとしたら…?この記事を読めばきっと、どんな時でも意識的に笑顔で過ごそうと思えようになりますよ!

【笑顔の効果】笑顔が高めてくれる6つの要素

笑顔といえば、楽しいとき・嬉しいときに自然とこぼれるもの。しかし、悩みがある・上手くいかない・プレッシャーを感じるなど、精神状態が不安定なときも笑えていますか?

ちか
だって、笑っても何の解決にもならないじゃん…

たしかに、笑顔で過ごすことは直接的な解決にはならないかもしれません。しかし笑顔の効果は、問題を解決するきっかけを与えてくれます。思い通りにいかなくて、考えることも沢山あって、悩みの種が尽きない大人だからこそ、笑顔効果を味方につけるべき。ではさっそく、笑顔が高めてくれる6つの要素を見ていきましょう!

コミュニケーション能力向上効果

「〇〇さんと上手くいかない」「対人コミュニケーションが苦手」こんな人間関係の悩みが増えれば増えるほど、日々は憂鬱になっていきます。それもそのはず、人間関係は人が悩みとして抱え込みやすい『三大悩み』の中にも含まれる要素。

  • 人間関係の悩み
  • 健康の悩み
  • お金の悩み

心が曇ったり憂鬱な気分になるときは、この3つのどれかで悩んでいるときだったりしませんか?特に人間関係に関しては、人はひとりでは生きていけないため、問題が発生すると本能的に危機感・ストレスを感じるように出来ています。そんな人間関係の悩みを解消に導いてくれるのが、人と接するときには欠かせない『コミュニケーション能力向上効果』です。

笑顔は自ら心を開き、相手を受け入れる意思表示。コミュニケーションに前向きな姿勢を笑顔でアピールすることで、相手の警戒心を和らげる効果があります。最初は緊張や恥ずかしさで、顔は強張り全身には変な力が入るかもしれません。しかし、自分発信の笑顔で相手の表情が和らぐ様子を見ると、次第に緊張も解れていきます。

まずは笑顔で接すること。ここから、円滑なコミュニケーションを取る良いサイクルが回り始めます。

笑顔効果で「接しやすい」と感じてもらえれば、コミュニケーションを取る機会が増え、言葉を交わす頻度が上がります。言葉数が増えればお互いへの理解も深まり、次第に距離も近くなっていくでしょう。人間関係が上手くいかない人や苦手な人がいても、笑顔で接するうちに新たな一面が見え、悩み解消の糸口が見つかるかもしれません。

ただ自分がどんなに気さくに接しても、表情・反応が冷たい人は一定数いるものです。「やっぱり嫌われてるのかな」「怖いな」なんて、つい萎縮してしまいますよね。しかし、表情は写し鏡。笑顔で接し続ければ、同じように笑顔が返ってきます。

『笑顔は伝染する』

『笑顔の人を見ながら、しかめっ面をするのは困難』

『笑顔の写真を見ていると、わずか30秒で自然に笑顔になる』

ースウェーデン ウプサラ大学の実験より

笑顔で接することで、その場の空気をリードしましょう。自信がないからこそ、緊張するからこそ笑顔を心掛けてみてはどうでしょうか。

魅力を高める笑顔効果

いつも笑顔な人・表情が明るい人って、それだけですごく魅力的に見えますよね。ふと目が合った瞬間に笑顔を向けられたりすると、好印象を抱かずにはいられません…!無条件に好感度を上げてくれる笑顔は、実は美容効果もバッチリ。

不機嫌な顔や無表情は、顔の筋力やお肌の弾力・ハリを失う原因。表情筋も他の筋肉と同じように、使わなければ衰えてしまいます。笑顔で口角を上げると表情筋が刺激されるため、フェイスラインの維持・シワたるみ防止にも効果的。笑うだけで筋トレになるなんてお手軽ですよね。

人の顔を美しくする最高の美容術は、笑いである。

斎藤茂太 / 日本の精神科医、随筆家

また美容の大敵とされるストレスを解消してくれるのも、笑顔の嬉しい効果です。ストレスによる自律神経の乱れ・血流の悪化は、クマ・肌荒れ・くすみなどの原因。お肌の調子に直結するストレスを率先して解消するためにも、意識的に笑顔を心掛けることをオススメします。

笑顔の幸福感を向上効果

幸福感向上効果と聞くと、脳内物質『セロトニン』が思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか。セロトニンは別名『幸せホルモン』とも呼ばれ、ストレスホルモンの分泌を抑えて幸福感を高める効果があります。

知っておきたいのは、笑顔に似た形を作るだけでも脳は「楽しい」「嬉しい」状態だと錯覚し、幸せホルモンを分泌してくれるということ。冒頭でも少し触れましたが、幸せな気分のときは誰だって自然と笑顔になれます。しかし、そうでないときも先に笑顔を作ることで、同じような幸福感に満たされることができるのです。

ちか
物事が良い方向に進むきっかけは、笑顔!

幸福感に満たされると、前向きな気持ちになれます。気持ちが前向きになると、考え方が変わります。考え方が変われば、口にする言葉が変わります。言葉が変われば、行動が変わります。行動が変われば、得られる結果も変わります。

良い流れの起点となる幸福感の上昇。それを高めるスイッチの役割をしてくれるのが笑顔です。口角を上げて笑顔を作り、盛大に脳を勘違いさせましょう。作り笑顔は心からの笑顔に変わり、暗い気分も徐々に明るくなりますよ!

睡眠の質を高める効果

笑顔により分泌される幸せホルモン『セロトニン』にはリラックス効果もあり、睡眠の質を高めてくれます。

よく眠れるかどうかは翌日のパフォーマンスにも影響するため、できる限りリラックスした状態で素早く眠りにつきたいもの。しかし、嫌なこと・イライラする出来事があった日は特に、目を閉じるだけでその時のことが思い返されますよね。心身ともに興奮状態になり、眠るどころではなくなってしまいます。

睡眠の質を高めるためにも、1日の終わりは平穏な表情で目を閉じましょう。寝る前に口角を上げて笑顔を作るだけで、余計な力が抜けて身体の緊張が解れます。気持ちも心なしか軽くなり、リラックス状態で眠りにつくことができますよ。

顔に笑顔を浮かべ、良いこと・楽しいことを思い浮かべてみてください。そう、まさにモナリザのような柔らかい表情で…。と言ってはみましたが、どうしても眠れないときはコチラの記事で紹介している『寝たまんまヨガ』を試してみてくださいね!なかなか眠れないときに、効果を実感できたアプリです。

笑顔の免疫力向上効果

健康を維持するためには、食生活を見直したり運動を始めたり生活習慣に工夫が必要です。しかし、日常生活に変化を加えることを億劫に感じる人も少なくありません。そんな時はいつでも簡単に始められる、笑顔の免疫力向上効果を利用しましょう!

笑顔には、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)という免疫細胞を活性化させる効果があるそうです。NK細胞は白血球の一種。がん細胞やウイルスに感染した細胞に直接働きかけ、死滅させる力があります。がんに対する免疫力が高まり、免疫機能も正常化してくれる…。笑顔効果は、健康維持に一役も二役も買って出てくれるのです。

もちろん生活習慣を見直すことも大切ですが、今すぐできる笑顔から始めてみるものアリですよね!

記憶力を上げる笑顔効果

突然ですが、好きな曲の歌詞・好きな名言などは、特に意識しなくてもすぐ覚えられますよね。反対に好きでないことや勉強などは、なかなか覚えることができません。この記憶力の差はいったい何なのか。ふと疑問に思ったことはありませんか?

覚えられるときと、覚えられないときの差。それは喜怒哀楽の『嬉』『楽』に反応する、右脳の働きが関係しているようです。右脳の記憶力は左脳の数千倍と言われ、多くの情報を処理できる上にインプットされたことは消えずに残る優れもの。

子どもの頃に覚えたことが今でも思い出せるように、いつか見た映画や面白かった漫画など、不思議といつまでも覚えていることってありますよね。「楽しい!」「嬉しい!」「面白い!」「ワクワクする!」右脳はこのような感情に刺激され活発に働きます。

しかし大人になるにつれ、倫理的思考を司る左脳が発達し右脳の働きは次第に衰えていきます。ではどうすれば右脳を刺激できるのしょうか。それはやはり、笑顔効果を利用すること。『笑顔の幸福感向上効果』でもご紹介したように、口角を上げることを意識しましょう!

笑顔で過ごすべき本当の理由

笑顔に沢山の効果があることをご紹介してきました。自分の笑顔が人に伝染したり、見え方や印象・接しやすくなるなど自分以外の人に良い影響を与えることができます。人のためを想い、人のために笑う。優しさを感じるこの考え方も素敵ですが、笑顔で過ごすべき本当の理由は『自分の心を状態を整えてあげること』にあるのではないでしょうか。

仕事・恋愛・人間関係・環境など、私たちの毎日は思い通りにいくことばかりではありません。何を選んでもどう頑張っても、気持ちが落ちるときはやって来るものです。物事を前向きに考えたくても、落ち込んだままではそんな余裕はできません。都合よく解釈しようとしても、沈んだ気分のままでは良くない捉え方しか思いつきません。

しかし、笑顔で不安が和らぎ気持ちが明るくなれば、余裕が生まれ視野が広がります。誰にでも訪れる苦しいとき・悲しい日・ストレスを感じる瞬間を乗り越えるきっかけを、笑顔効果が作ってくれるのです。他でもない自分のために、何はなくとも笑顔で過ごす癖をつけてみてはどうでしょうか。

まとめ

口角を上げて笑顔を作ることは、そう難しいことではありません。いつでもどこでも始められる上に、得られる効果は沢山あります。是非今からギュッと口の両端を上げて、ご機嫌で過ごしてみてください。視点や考え方に変化が現れ、いつもの毎日が少しだけ楽しくなるかもしれません。

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2024年3月1日

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