あなたは『内気な性格』と聞いて、どんなイメージが思い浮かびますか?
- シャイ
- 口下手
- 物静か
- マイナス思考
- 暗いイメージ
- 気持ちを上手く表現できない
- 大人数の前で発言するのが苦手
- 積極的に人とコミュニケーションが取れない
などなど、何かと良くないイメージばかりが思い浮かぶかもしれません。しかし考え方によっては、内気な性格は長所に変わります。どうせ仕事をするなら、少しでも自分の長所や得意を活かした仕事を選びたいところ。その方が仕事で活躍できる可能性も高くなり、なにより楽しく働くことができます。
この機会に内気な性格の長所にスポットライトを当てて、あなたの得意・特技が活かせる仕事を選んでみてはどうでしょうか。ではさっそく、内気な性格の長所から見ていきましょう!
仕事に活きる!内気な性格の4つの長所
思慮深い
内気な人はテンポ良く返答して会話を進めるというよりも、一言一句考え言葉を選んだ上で発言できるタイプ。考え過ぎた挙句発言できなかったり、発言しようと思ったときには話題が変わっていたりすることもよくありますが、それも思慮深さがあってのこと。
真面目に受け止め、考えることができる。相手の気持ちや物事をしっかり把握してから発言できる。会話の切り替えしに時間が掛かっても、相手を思いやった返答ができるのも内気な人の長所です。
観察力・洞察力が高い
内気な人は初対面の相手といきなり打ち解けるスピード感はなくとも、適度な距離感を保ちながら相手がどんな人間かを冷静に見ることができます。本音やありのままの自分を表に出せないかわりに、客観的に周囲を見ることができる観察力や、人の気持ちや変化に気付ける洞察力が高いと言えるでしょう。
危機察知能力が高い
内気な人のマイナス思考や心配性な一面は、この先にどんなトラブルが待ち受けているのかを予測できるということ。『石橋を叩いて渡る』ということわざがありますが、内気な人はその石橋を叩いて叩いて叩きまくって渡るタイプ。危機感が高く、「なんとかなるさ!」という楽観主義者には見えてこない危険を察知することができるのです。
『備えあれば患いなし』その患いをとことん洗い出し、備えることができるのも危機察知能力の高さがあってこそ。マイナス思考や心配性は、裏を返せば抜かりなく細部まで行き届いた丁寧な仕事ができるという長所に変わります。
聞き上手
内気な人は自己アピールが少なく物静かなイメージがありますが、それは反対に人の話をしっかり聞けるということ。自分のことを一方的に話し過ぎる人よりも、相手の話を聞ける人は仕事においては重宝されます。
また内気な人の口数の少なさは、要所要所で発する言葉に説得力を持たせます。饒舌に話せて笑いもとれる人だけが、仕事で活躍できるわけではありません。聞き上手な長所を活かせば、相手が何を求めているのかを引き出すことができるでしょう。
内気な性格の人に向いてる仕事4選
コールセンター
はじめにご紹介するのが、電話を通してお客様とやりとりをするコールセンターでのお仕事。たとえ内気でコミュニケーションに苦手意識があっても、直接人と対面して話すわけではない分精神的負担は軽くなります。またどのコールセンターにも必ずマニュアルがあり、基本に則って仕事をすることになります。自分のオリジナルの意見を言うことに抵抗があっても、返答が決まっているなら悩むことも少ないのではないでしょうか。
そんなコールセンターでの仕事は大きく2種類に分かれます。
- お客様から掛かってくる電話の対応をする『インバウンド』
- 商品やサービスを売り込むために積極的にお客様に電話を掛ける『アウトバウンド』
簡単に言えば電話を受けるか、電話を掛けるかの2種類ですね!内気な人の聞き上手な一面を活かすなら、問い合わせ・申し込み・質問に対応するインバウンドの仕事がおすすめ。コールセンターの求人も大半がインバウンドなので、仕事も見つけやすくなります。
経理事務
経理は企業で動くお金の流れを管理し、経営を支えるポジション。コツコツ・正確・丁寧に仕事をこなせる人材が求められ、表立って活躍する華やかさはなくとも、会社の中でなくてはならない縁の下の力持ち的な存在です。
仕事内容は書類の仕分けやデータ入力、出入金管理や書類の作成などなど多岐にわたります。地味に思われるかもしれませんが、確認を怠らない危機察知能力も活かせるお仕事。
専門的な業務になるため、企業によっては資格保有が必須条件になっている場合もあります。また実務経験を積みながら資格を取得した後に経理に昇格するという方式の会社もあり、その形態は様々です。
カウンセラー
相談しにきた人の悩みを、まずはじっくり聞く能力が求められるカウンセラー。空気を読んだり客観的に相手を観察し気持ちを汲んであげられる、内気な人の長所も活かせる仕事です。
またカウンセラーと一口に言っても、実は多くの種類があります。
- 臨床心理士
- 心理カウンセラー
- 産業カウンセラー
- 離婚カウンセラー
- 終活カウンセラー
- キャリアカウンセラー
- スクールカウンセラー
ここに挙げたのは、ほんの一部。カウンセラーの資格の多くは民間の団体が認定・資格の付与を行っているため、いろいろな名前のカウンセラーが存在しています。しかしどのカウンセラーをするにしても共通していることは、悩みを抱えた人の支えになれる仕事だということ。
距離を保ちつつ客観的に接すること、気持ちに寄り添い話を聞けることなど、カウンセラーは内気な人の長所として挙げたポイントがいくつも活かせる仕事です。
Webライター
SNSが発達している現代社会では、ライターも需要のある仕事のひとつです。ネット上に掲載する文章を作ることに黙々と打ち込むことができ、働き方によっては人と顔を合わせて話す頻度も少なくなります。接客業やコミュニケーションが必須な仕事と比べれば、人間関係にそれほどストレスを感じることなく仕事をすることもできます。
企業にライターとして就職したり、企業やメディアから個人的に依頼を受けて記事を書くなど、仕事の仕方は人により様々。フリーランスや副業としてライターをする人も多く、パソコンとネット環境さえあれば場所を選ばず仕事ができるのも魅力。
記事を読むターゲットが何を求めているのか、相手が必要とする情報を考える力も求められます。内気な人はもちろん、誰もがなれるチャンスのある仕事ですね。
まとめ
相手を思いやることができ、丁寧な仕事もできる。周囲から『いい人』『気が利く』『やさしい』と好感を抱かれやすいのも内気な人の特徴です。誰にでも得られる印象ではありません。
人にはそれぞれ個性があり、それぞれの役割があります。人の個性を羨み自分を卑下するのはやめて、すでに持っている素敵な個性を仕事で目一杯活かしてみましょう。自分にできることを精一杯やるうちに自然と信頼が集まり、気付けば仕事場でも唯一無二の存在になっているはず。
内気な性格の長所に焦点を当てて探してみれば、向いている仕事はきっと山のようにあります。今回ご紹介した仕事はほんの一部。内気をウィークポイントと捉えず、やりたい仕事に挑戦してみてくださいね!
こちらの記事もご覧ください⇒内気な性格の原因と社交性を格段に高める為の4ステップ
コメントを残す