内気な性格の原因と社交性を格段に高めるための4ステップ

「もし内気な性格を変えられたら…」と想像したことはありませんか?

人と自然にコミュニケーションが取れたり、積極的に行動出来る人には魅力を感じますよね。内気な性格でも普通に生きていくことは出来ますが、言いたいことが言えない受け身なイエスマンでは人生を切り開く力も弱くなってしまいます。積極的に行動出来る人を見ては「もし自分がもっと社交的だったら…」と、つい考えてしてしまうこともあるのではないでしょうか。


内気な性格を変えて社交性や積極性を身につけることが出来れば、今よりもっと仕事や恋愛・人間関係を楽しめるようになります。この記事では、内気な性格を変えたいあなたへ『内気な性格の原因と社交性を高める為の4ステップ』をご紹介します!

あなたはどっち?『内気』『内向的』の違いとは…

『内気』と『内向的』は同じ意味として使われがち。どちらも他人とのコミュニケーションに積極的になれない暗い性格のイメージがあるかもしれませんが、実はこの2つには大きな違いがあるのです…!

内向的な人とは…

内向的な人は基本的に無口で他者とあまり積極的にコミュニケーションを取らないため、一見すると内気な性格の人と何ら変わらないように見えます。しかし、内向的な人は好き好んで一人でいることを選んでいます。自分の意見や考え方、自分の世界を持っていて「自分は自分」と貫くことが出来ます。自分のエネルギーの矢印が自分に向いているので周囲への関心は薄く、他人と接する事を億劫にすら感じます。しかし必要であれば自己主張は可能。必要であればコミュニケーションを取ることが出来ます。他人とコミュニケーションが取れないのではなく、自分の意志であえてコミュニケーションを”取らない”のが内向的な人です。

内気な人とは…

内気な人は「人と接したい」「話したい」「自分を出したい」「アピールしたい」という気持ちはあるものの、自分に自信が持てずコミュニケーションに対して消極的。他人とコミュニケーションを取りたい気持ちよりも、恥ずかしさや緊張・評価に対する恐怖心が全面に出てしまい、思うようにコミュニケーションが取れません。消極的な考えは気の弱さにも繋がり、人と接するときも保守的で受け身な対応になりがち。このように、上手くコミュニケーションを取りたいと思っても”出来ない”のが内気な人です。

内気と内向的の大きな違い

「内向的な人とは…」「内気な人とは…」を読み比べると、混同して使われやすいこの2つが全く違う意味を持つということが分かると思います。パッと見た感じはどちらも「大人しい」「物静か」という印象を受けるかもしれませんが、そう見える理由や原因は全くの別物。気弱で自分を出したくても出せない内気な性格の人と、自分の世界があり必要と感じないからコミュニケーションを取らない内向的な人。周囲の人と上手くコミュニケーションを取れないことを内気な人は気に病みますが、内向的な人は自分の一番の味方は自分の中にいると考えるため、必要最低限のコミュニケーションしか取らなくても滅多に寂しい・辛いとは感じません。内気な性格の人と内向的な人では抱える悩みも違います。

あなたは内気な性格ですか?それとも内向的なタイプの人ですか?

内気な性格の人の5つの共通点

他人とコミュニケーションを取るときに発動する内気な性格。性格が内気だと、人と接するときにどのような影響が出るのでしょうか。内気な性格の人の特徴や共通点を見ていきましょう。

1、口数が少ない

内気な性格の人は、口数が少なく自分の事を話すのが苦手。物静かな雰囲気から、周囲からは「落ち着いている」「控えめ」という印象を抱かれる傾向にあります。真面目で知的なイメージに繋がりやすい反面、自分発信の言葉の少なさから「何を考えているか分からない」「話しかけ辛い」と思われることもよくあります。

2、自分からアクションを起こすのが苦手

内気な性格の人は、自分から積極的に話しかけるのが苦手です。自分から声を掛けることに恥ずかしさを感じるのと、「話しかけられたら迷惑かもしれない」と相手の気持ちを推し量り過ぎて、なかなか話しかける勇気が出ません。知らない人ばかりの場所では、話しかけられるのを待つ受け身タイプです。

3、言いたいことが言えない

内気な性格の人は自分なりの意見や考えは持っているものの、周囲の評価や批判を恐れるあまり言いたい事を言うことが出来ません。大人数の前で手を挙げて発言することはもちろん、複数の友人と過ごす時でさえなかなか自分から情報を発信することが出来ないのも内気な性格の人の特徴です。また自分の意見を押し通すほどの自信も気の強さも無いので、人の意見に流されやすい傾向にあります。

4、声が小さい

内気な性格の人は自分の発言に自信が持てず消極的なため、無意識に声が小さくなってしまいます。変に目立って注目を浴びたくないので、大きな声を出すのも苦手。自信の無さが声のボリュームにあらわれ、「えっ、なんて?」と聞き返されようものならますます発言に自信が持てず、更に声が小さくなってしまうという負のループに陥ってしまいます。

5、コミュニケーションが苦手

内気な性格の人は周囲から「どう思われているか」「どんな評価を受けているのか」という見え方が気になり、上手くコミュニケーションが取れません。特に異性や初対面の相手の前では緊張してしまい、目が泳いだりそわそわしたりと不自然な態度を取ってしまうのも特徴のひとつです。

実はたくさんある!内気な性格の長所とは

内気な性格イコール「消極的」「自分が無い」「気が弱い」など、マイナスポイントばかり思い浮かんでしまうかもしれませんが実は良い所もたくさんあります。『内気な性格だからこそ!』に続く長所をいくつかご紹介します!

  • 距離感を持って人と接することが出来る。
  • 時間は掛かっても深い人間関係を築くことが出来る。
  • 話をしっかり聞くことが出来る。
  • 人の痛みに寄り添う優しさがある。
  • 相手の気持ちを考えることが出来る。
  • 落ち着いて周囲を見る観察眼を持っている。
  • 空気が読める。
  • 口に出す前によく考えて発言できる。
  • 余計な事は言わないのでトラブルが少ない。etc…

大切なことは、性格が内気な自分を責め過ぎないこと。自分を卑下して自己否定をしても、落ち込んでネガティブな考えに囚われてしまうだけ。内気な性格はマイナスポイントばかりでも無ければ、必ず克服しなければならないものでもありません。

内気であることを重く受け止め過ぎず、性格の長所にスポットライトを当ててみてください。「”今も良いけど”社交性を身に付けて積極的に行動出来れば更に良くなる!」というポジティブな気持ちで、内気な性格を変える努力を始めてみてはどうでしょうか。

内気な性格を変えるメリット

『内気な性格=悪いこと』では無いものの、人と自然にコミュニケーションが取れたり積極的に行動出来る人には魅力を感じますよね。しかし、今までの人生の中で体験したことや経験したことに影響を受けながら形成された性格を変えることは簡単ではありません。

『内気な性格を変えたい理由』や『自分の理想の姿』が朧げな状態では、性格が変わるまで行動し続けることは出来ないものです。理想の自分を可能な限り具体的にイメージすることで「近付きたい!」「なりたい!」という気持ちが強まり、内気な性格を変える原動力になってくれます。

内気な性格を変えたい理由は何ですか?

内気な性格を変えることが出来れば、良好な人間関係を築きその関係を保てるようになります。内気な自分を解放することで初対面の相手にも上手くアピール出来るようになり、すぐに打ち解けることが出来るでしょう。人生にはたくさんの出会いがあり、生涯に1度しかない貴重な出会いを意味することわざに『一期一会』があります。この一期一会を無駄にせず、良好な人間関係を築けるようになることも内気な性格を変えるメリットだと言えます。

内気な性格の人は初対面での自己アピールが苦手なため、せっかくの出会いもただ顔を合わせ挨拶をしただけで終了…可もなく不可もなく特に相手の印象に残らず終わるということが多々あります。もし内気な性格を変えて社交的に接することが出来れば、一期一会のチャンスを逃すことなく人間関係を築くことが出来るでしょう。生きていく上で、人とのコミュニケーションを避けて生きていくことは出来ません。どうせ必要なコミュニケーションなら、上手くやれるに越したことはありませんよね。

  • 良好な人間関係を築ける、保てる
  • 自己アピールができるようになる
  • 一期一会をモノにできる
  • 相手の印象に残る

ここで紹介したメリットはほんの一部。内気な性格を変えることで得られるメリットは他にもたくさんあります。あなたが内気な性格を変えたい理由は何でしょうか。『性格を変えてどんな自分になりたいのか』理想の自分の姿をイメージする時間も必要です。

内気な性格を作る原因

内気な性格を変える最初の一歩は、内気な性格の原因を理解すること。何が原因か分からない状態で無理矢理あかるく積極的に振る舞おうとしても、気持ちが続かず精神的にも疲れてしまいます。そこで、内気な性格を作る原因として考えられることを4つご紹介します。あなたの性格を内気にさせる原因を突き止めましょう!

原因1、他人と自分を比較している

内気な性格の人は自分に自信がありません。自信を失う原因として、他人と自分を比較していることが考えられます。何事も上には上がいるため、比較にはゴールがありません。外見や内面など全てにおいて、無意識に他人と比べてしまっていませんか?

出来ないことや自分に無いものにばかり意識を奪われ「何も出来ない」「自信を持てるものが何も無い」というマイナス思考に陥ると、行動や発言に自信の無さが現れます。人は誰しも自分に無いものを羨ましく感じるものですが、過度な比較は自信を失わせてしまうので注意が必要です。

原因2、評価を気にし過ぎている

周囲の評価を気にし過ぎると、自分の意見を言うことが怖くなってしまいます。内気な性格の人が人前で緊張して上手くコミュニケーションが取れないのは「変に思われたくない」「嫌われたくない」と、意識が自分への評価に集中していることが原因かもしれません。

原因3、親の影響

幼少期の経験も内気な性格を作る原因のひとつです。小さい頃に親に罵倒されたり、自分の意見を聞いてもらえず何を言っても論破された経験のある人は「どうせ自分は何を言ってもダメだ」「自分の意見は間違っている」という気持ちが無意識に植え付けられ、自分から発言することに強い抵抗を感じるようになってしまいます。

原因4、過去の体験が影響している

過去に失敗した経験や嫌な思い出は積極性を失わせ、内気な性格を作り出す原因になります。いじめられた経験のある人は発言や自己主張で目立つことを危険と感じ、内気な性格が防衛本能として働く場合があります。日本人に内気な性格の人が多いのは、同じであることが求められ、輪を乱すと何かと生き辛い日本の社会も関係しているのかもしれません。

内気な性格の人が社交性を高めるための4ステップ

さて、ここまで内気な性格を変えるメリットや原因についてまとめてきましたが、ここからは内気な性格を変える方法を4つのステップに分けてご紹介します。社交性は訓練することで身に付けることが出来ますし、内気な性格も思考と行動を変えれば嫌でも変化があらわれます。是非4ステップを実践してみてくださいね!

ステップ1、楽観的に考える

内気な性格の人が社交性を高めるためには、まずは頭の中から変える必要があります。『内気な性格の原因』でもご紹介しましたが、内気な性格の人はとかく他人の目や他人からの評価を気にしがち。でも実際のところ、人はそんなに他人を見ていません。みんな自分が可愛いんです。自分のことでいっぱいいっぱいなんです。

見られてもいない人目を気にして、暗く消極的な行動をする方がかえって悪目立ちしてしまいます。仮に何か思われたとしても死に至ることはありませんし『人の噂も七十五日』と言われるように、そのうち必ず忘れ去られます。周囲の評価を気にし過ぎてマイナス思考に陥ると、暗い雰囲気で悪い印象を与えてしまうだけでなく行動にもブレーキが掛かってしまいます。考えを楽観的変えて、前向きに自分らしさを出す方が圧倒的に好印象なのです。

それに、コミュニケーションが苦手なのは性格が内気なあなただけではありません。コミュニケーションが苦手と感じる人は、実は日本人の7割にも上ります。誰もが人と接することを得意としているわけではありません。一見難なく人とコミュニケーションを取っているあの人だって、対人関係の悩みなんてなさそうに見えるあの人だって…。みんな見せないだけで悩みを抱えています。

  • 見られてもいない人目を気にしない
  • 失敗しても必ず忘れ去られる
  • コミュニケーションが苦手なのは自分だけじゃない

行動にブレーキを掛けるコミュニケーションに対する思い込みや苦手意識も、楽観的に変えていきましょう。

ステップ2、理想の自分を具体的にイメージする

次は目標を明確化しましょう。内気な性格を変えた自分の姿を想像してみてください。どんな表情で、どんな声で、どんな話し方で、どんな姿勢で、どんな服を着て人と接していますか?理想の自分を具体的に思い描くことで、具体的に行動することが出来ます。または「こうなりたい!」と思えるような、目標となる人はいますか?その人を真似るのも効果的です。

なりたい自分像をイメージすることで「どうせ自分なんて…」という消極的な考えを変えると同時に、外見も意識してみましょう。内気な性格をいきなり変えることは難しいかもしれませんが、服装や髪型などの見た目は本人次第ですぐにでも変えることが出来ます。自分の見た目が理想に近付けば、自信を持って人と接することが出来ますよ。

正直なところ、形から入る・中身から変える、どちらでも良いのです。どこから始めようと点と点は繋がるもの。自分のやりやすい方から始めてみるのもひとつの手段です。

  • なりたい自分像を明確に
  • 人を真似るのも可

ステップ3、行動する

目標が定まったあとは、なりたい自分になるために行動に移しましょう。ポイントは『些細なことでもOK』だということ!理想の自分が笑顔で挨拶をするなら、勇気を出して「おはよう」と言ってみる。挨拶ですら厳しいと感じる場合は、表情や姿勢から変えてみる。いきなり行動のハードルを高く設定すると出来なかった時のダメージが大きいので、出来ることから毎日続けてひとつひとつ身に付けていくことが大切です。

小さな『できた!』を積み重ね、成功を日々体感することが次の行動の原動力になります。大事なのは継続することで、変わろうとする自分にまずは自分自身が慣れること。人間そもそも変化を拒むようにできています。変化に対する違和感や抵抗を無くすという意味でも、少しずつでも必ず毎日続けて行動を起こしましょう。

  • 些細なことでも行動する
  • 行動を継続する
  • 変化に慣れる

ステップ4、場数を踏む

たとえばどのスポーツもそうですが、本を読むだけでは必要なスキルも筋肉も身に付きませんよね。実際に身体を動かさないことには、頭で考えていることは出来るようにはなりません。ルールが分かっているだけでは試合で活躍することは出来ないのです。

これは「内気な性格を変えたい!」と思ったときも同じ。理想の自分を頭でイメージするだけでは変われません。行動を妨げる消極的な考えを変えて、実際に行動に移す必要があります。何を試合とするかは人それぞれ。初対面の相手と接するときかもしれないし、気になる相手とコミュニケーションを取る時かもしれない、仕事で営業をするときかもしれません。何れにせよ、内気な性格から一切の行動なくいきなり社交的な性格に大変身出来るわけではありません。自分が本番と思うときに、100%の力を発揮して活躍するためには普段からの練習が必要です。

ホームランを打つために、素振りをするように。自転車に乗るために、たくさん練習をするように。性格をかえるためにも、たくさん行動しましょう。

まとめ

今まで悩んできた性格が一瞬で変わるなら、誰も苦労はしません。しかし毎日出来ることから行動することで、少しずつでも確実に理想の自分に近付くことは出来ます。ストレスに負けないように息抜きをしながら、マイペースに社交性を身に付けていってくださいね!

こちらの記事もご覧ください⇒仕事でのコミュニケーションの苦手を克服する為に実践すべき14の方法

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