もっと話したくなる!初対面で仕事の話を盛り上げる質問6つの極意

社会人になると特に、初対面で仕事の話が出るのはよくある話。仕事に日々多くの時間を費やし、日常生活と切っても切り離せないものですから、初対面であっても自然と仕事の話になるのも頷けます。

「仕事の話」と聞くと、気楽な世間話というよりは少し真面目な内容で、盛り上がりに欠けるイメージがあるかもしれません。しかし話題になりやすい仕事の話だからこそ、盛り上がるポイントや気まずくならない質問の仕方を押さえておきたいところ。

この記事では、初対面の相手がつい仕事の話をしたくなる・もっと話したくなる質問方法やコツをまとめました。仕事の質問の極意を押さえて、一見固そうに思われる仕事の話題で初対面の会話を楽しんでみましょう!


仕事の話の切り出し方

よく初対面の会話に出る天気やニュースの話題に比べると、仕事の話は一歩踏み込んだ話題です。相手のプライベートな部分に触れる話題なので、会った直後にいきなり仕事の話を切り出すのは避けましょう。お互いのことが少しでも分かると警戒心が和らぎ話しやすくなるので、それこそ天気・ニュース・趣味など何気ない話題で場をあたためてから仕事の話を切り出すのがオススメです。

仕事の話題は、まず「相手の職業は何か」という質問から始まります。この時ピンポイントではなく、範囲を広げて質問すると初対面の相手も答えやすくなります。たとえば職業や業種を質問するのではなく、少し範囲を広げて「何関係の仕事か」を質問してみましょう。「ご職業は?」と単刀直入に質問するよりも、柔らかい印象を与えることが出来ます。質問に使う言葉選び次第で、初対面の相手が受け取る印象は大きく変わります。注意点は社名や役職、収入については相手が言わない限り触れないこと。核心に迫らず、やんわり話を始めるとGOOD!

初対面の前に情報を仕入れる

初対面の相手が何の仕事をしているか分かっている場合は、どんな仕事なのかあらかじめ情報を仕入れておくと話をスムーズに進めやすくなります。自分の仕事とは縁もゆかりもない職業でも、少し知識があるだけで質問もしやすく、自分も相手の話を理解しながら話を聞くことができます。

しかし、情報を全く仕入れられないことも往々にしてあります。たとえ会話の中で相手の仕事が判明しても「何をする仕事なのかさっぱり分からない!」という困った状況になることもあるでしょう。「分かりません」「知りません」と伝える素直さも大切ですが、それでは会話が終了してしまいます。そんなときは詳しく無いことを素直に伝えた上で、興味がある姿勢を見せて仕事の話の聞き手に回りましょう。

  • このお仕事をされている方に初めてお会いしました!
  • どんなお仕事が気になります!

たとえばこのような一言を使って、興味を分かりやすく前面に出して話を聞いてみましょう。誰しも自分に興味を持って聞いてもらえるとつい話したくなるものです。相手の仕事に関する知識がないときは、新しい仕事について知る良い機会。専門職やあまり聞き慣れない仕事をする人は、自身の仕事に関する説明に慣れていることもあります。時折質問を挟み、ワクワクしながら話を聞きましょう。

話を広げる質問の作り方

『5W1H』を意識すると、仕事の話と一口に言えど色々な角度から質問を投げかけることができます。「仕事」というひとつのキーワードから、5W1Hを使って話を広げていきましょう。

  1. When … いつ
  2. Where … どこで
  3. Who … 誰が
  4. What … 何を
  5. Why … なぜ
  6. How … どのように

注意点は、仕事が話題の時は『Why(なぜ)』の使い方に気を付けること。『Why』は意外と範囲の広い質問です。仕事に関する質問の頭に「なぜ」を付けるだけで漠然とした印象になり、初対面の相手は面接を受けているような気分になることもあります。たとえば今の仕事を選んだ理由を聞く時は、『Why』以外を使って具体的に質問すると相手は答えやすくなります。

「なぜその仕事をしようと思ったんですか?」(Why)

「今の仕事を始めるきっかけは何でしたか?」(What)

「どうやって今の仕事と出会ったんですか?」(How)

また、一方的に質問してばかりだと相手は詮索されているように感じます。会話の中で質問するだけでなく、自分のこともオープンにするのがポイント。自分の情報を伝えると、相手は与えられた情報に対して同じように返したいという心理が働き自身のことも話しやすくなるのです。

仕事のエピソードを引き出す

仕事関係の面白い話・ちょっとした失敗談は、職種が違っても会話が盛り上がります。どんな人でも、大なり小なり仕事で苦労していることや頑張っていることがあるものです。ひとりひとり違うエピソードを、会話の中で引き出しましょう。

他人から苦労話や自慢話を聞かされると疲れることもありますが、話し手はすっきりして気持ちの良いものです。特に女性は、ストレスが溜まっているとついつい多くを語ってしまいます。決して解決策や意見を求めている訳ではないことが多いので、しっかり聞いてあげると良いでしょう。

男女問わず、仕事や職場が違うからこそ気兼ねなく話せることもあります。相槌やリアクションを忘れず、相手が気持ちよく話せるように会話を進めていきましょう。

共感・理解を分かりやすく示す

初対面に限らず、会話を盛り上げ話を広げるためには『共感』と『理解』が必須。話し上手は聞き上手とはよく言いますが、共感・理解は聞き上手が会話の中でさり気なく実践している会話術のひとつでもあります。

相手が話している内容や感情に合わせた相槌を使うと、相手は「分かってくれている!」と感じてますます話したい気分になります。たとえば相手が楽しそうに話しているときは、微笑みながら小刻みに「うん、うん」と聞いてあげる。悲しそうに話しているときは、心配するような表情でゆっくり頷く。このように、気持ちに寄り添った相槌を打つのがポイントです。

  • 大変でしたね
  • それは辛い…
  • なるほど
  • それは嬉しい!
  • おもしろい!
  • すごい!
  • 分かります

などの共感や理解を示す言葉に、気持ちを乗せる相槌を意識しましょう。「質問する→相手が答える→次の質問をする…」この一問一答を繰り返してばかりでは、尋問か面接のような雰囲気になってしまいます。相手の話をただ受け入れる・ただ頭で理解するだけでなく、共感・理解していることが相手に分かるよう・伝わるように相槌やリアクションを活用しましょう。

経済状況は探らない

同業者で会社が違う場合や、そもそも全く違う仕事をしている場合、相手の月収やボーナス・年収・貯金額が気になってしまうかもしれません。しかし親しい友人であっても、収入の話題はデリケートなもの。初対面の相手の経済状況を探るのはNGです。

もちろん気にしない人もいますが、初対面で「お金について聞かれたくない」と思う人の方が多いのは事実。嫌悪感を抱く人が少なからずいる以上、お金の話は避けた方が無難です。所持品や服装などから、何となく推測する程度におさめておきましょう。

また経済状況に関する質問とセットになりやすいのが、学歴の話。初対面でいきなり質問すると「お金や学歴で人を判断しようとしている」と思われかねません。いくら初対面の会話を盛り上げるコツを押さても、相手の気分を悪くする質問をしてしまっては台無しです。NGな質問を避けて、初対面の会話を楽しみましょう。

まとめ

初対面で話題にあがりやすい仕事の話ですが、もし相手があまり仕事の話をしたがらないようであれば無理に続ける必要はありません。相手の反応や様子を見ながら、必要に応じて仕事の話から話題を変えましょう。

「何を話せばいいか分からない」「話題選びに悩む」という方は、こちらの記事もご覧ください!⇒もうネタに困らない!初対面でも会話が盛り上がる話題22選

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