日常生活を送る中で、自分が思うように進まないことは沢山あります。仕事・恋愛・勉強・人間関係などで失敗したり上手くいかないことがあった時、気持ちを前向きに切り替えられていますか?
失敗の捉え方にも個人差があり、いつまでも気に病み打ちひしがれて過ごす人もいれば、前向きに考えてさくっと気持ちを切り替えられる人もいます。しかし、人生の中で同じ日は二度とやってきません。限られた時間をどう過ごすのかは個人の自由ですが、きっと前向きに考える方法を知っている人の方が自分の前に現れた壁を一つ一つ乗り越えながら力強く人生を歩むことが出来るでしょう。
この記事では、失敗して凹んだ時に前向きに考える方法をご紹介します。上手くいかないことがあったからと言って、いつまでも暗い気持ちで過ごすわけにはいきません。一度きりの人生です。前向きに考える方法を身に付けて、エネルギッシュな日々を送りましょう!
失敗を前向きに捉える
物事の考え方や捉え方を変えると、気持ちも随分楽になるものです。前向きに考える方法の一つ目は、失敗を失敗と捉えずに「良い経験」として吸収すること。上手くいかなかったということは「上手くいかない方法が分かった」ということ。人生で起きることに無駄なことは何一つ無く、成功も失敗も全て自分の糧となります。失敗してもこの世が終わるわけではありません。深刻に捉えず「良い経験になった!」と気楽に前向きに考える癖を付けてみてはどうでしょうか。また失敗から何を学んだかを考えると、経験を次に活かすことが出来ます。転んでもただでは起きないこと。せっかく転んだのですから、何かを学び得て立ち上がってやりましょう!
リフレーミングを行う
物事を前向きに考える方法として、リフレーミングをご紹介します。リフレーミングとは、心理学の一種NLP(神経言語学的プログラミング)の中で使われるテクニックの一つで、物事の枠組み(フレーム)を変えて捉えること。難しく聞こえるかもしれませんが、最も代表的なたとえ話は「コップ半分の水を見て”まだ半分ある”と捉えるか”もう半分しかない”と捉えるか」聞いたことのある人もいるのではないでしょうか。他に例を挙げると…
- テストで赤点 → 伸びしろが計り知れない
- 気が弱い → 感受性が豊か
- 八方美人 → 世渡り上手
- 自己中心的 → 自分の意見を持っている
- リストラ → 好きなことが出来る
などなど、短所を長所に言い換えることが出来るように、一見マイナスにしか考えることが出来ないような失敗にも必ず前向きな側面があります。自分が失敗した時や誰かに前向きになって欲しい時などに瞬時にポジティブな解釈をするには、普段からリフレーミングを意識的に行っておく必要があります。常日頃から前向きに考える癖を付け、リフレーミングを体得しましょう!
未来に意識を向ける
なりたい自分や手に入れたいもの、何としてでも叶えたい夢や目標はありますか?前向きに考える方法の二つ目は、未来に意識を向けること。叶えたい未来や目標があれば、何度失敗しても前向きに行動することが出来ます。明確にイメージすることが出来れば「こんなところで足踏みしている場合ではない」と焦燥感に駆られ、居ても立っても居られなくなるはず。
失敗した時ほど、何を目指していたのかを思い出しましょう。人生は有限です。上手くいかないことがあっても、いつまでも立ち止まっている時間はありません。既に起きたことをいくら後悔しても、過去は何も変わりません。失敗したら次!未来に意識を向けて今一度目標を確認し、前向きに歩んでいきましょう。
今出来ることに集中する
失敗して「もう何をすれば良いか分からない」「何も上手くいかない」と意気消沈してしまった時は、現時点で自分に出来ることは何かを考えましょう。何をすべきなのか、自分の成長の為には何が必要なのかという自問自答を繰り返すと、今出来ることが浮かび上がってくるはずです。どんなに些細なことでも構いません。今出来るベストな行動の積み重ねが、より良い未来を作ります。
考えても分からない!という時は、直感を大切に。シンプルに自分は何がしたいかを問い掛け、その答えに素直に従いましょう。失敗するとチャレンジが怖くなる時もありますが、少しでも「やってみたい!」という気持ちが自分の中にあるならばトライすべきです。やって後悔したことは納得できますが、やらない後悔はいつまでも自分の中に残り続けます。たとえ今は上手く出来ないことがあったとしても、人間は訓練すれば出来るようになる生き物です。前向きに自分の可能性を信じて、まずは今出来る目の前のことから全力で取り組みましょう。
全身全霊で自分を鼓舞する
前向きに考えるには、自分で自分にポジティブな言葉を言い聞かせると効果的です。「絶対出来る!」「大丈夫!」「なんとかなるし、なんとかする!」根拠が無くても、前向きな言い聞かせるだけで不思議と前向きな気持ちになることが出来ます。声に出して、紙に書いて、身体を動かして、落ち込んだ時ほど全身全霊で自分を鼓舞しましょう。
また失敗して前向きになりたい時に、相談する相手を間違えないことです。仲の良い友人であっても信頼出来る両親であっても、誰しも自分に分からない・経験の無いことに対しては恐怖を感じるものです。あなたの挑戦が相談相手が未経験のことだったとしたら「もうやめておけば?」「無理だよ」そんなネガティブな言葉が返ってくるかもしれません。経験者に相談すれば「よくある失敗だよ」「大したことない」「出来るよ大丈夫」と前向きな言葉を返してくれるでしょう。言葉の力は強く、特にマイナスの言葉は自分が思う以上に強い影響力があります。近くに相談出来る相手がいない場合は、自分で自分の士気を上げましょう。そもそも大人になれば誰かに応援してもらったり、ましてや褒めてもらえる機会なんてそう多くありません。「頑張れ」「負けるな」という前向きな言葉を、誰かに言ってもらえるのを待つのはやめましょう。失敗しても前向きに「自分は出来る!」と言い聞かせ、全身全霊で自分に思い込ませることが大切です。
失敗を楽しむ
どんな壁も、乗り越えられる力を持った人の前にしか現れません。手強い敵も難問や困難も、あなたの成長の為に、あなたの前に立ち塞がります。逆に全てが順風満帆で、一切の困難も無い人生は退屈で仕方ないでしょう。変化があるから、完璧じゃないから、勝ったり負けたりするから面白いのです。気持ちの浮き沈みも失敗も成功も、全てが人生を彩るスパイスです。失敗しても自分が成長するチャンスだと捉え、前向きに考えて挑戦し続けましょう!
例えば自転車でも、最初から完璧に乗りこなせる人なんていませんよね。沢山傷を作りながら何度も練習して、やっと乗りこなせるようになります。転げて傷を作ることも、自転車に乗るという目標を達成する為には必要な過程です。なぜなら辛い苦しい悔しい経験をしたからこそ、同じことを繰り返すまいと必死に考え成長することが出来るからです。失敗が無駄になることはありません。一度や二度や三度や四度の失敗でも諦めず続けることで、遂には今よりも遠くに速く移動する手段を身に付けることが出来るのです。自転車の話で何だか大袈裟ですが、今出来ないことがあったとしても本人次第で必ず出来るようになるのは事実です。
失敗も成長の過程と前向きに捉え、乗り越えた先の自分を鮮明にイメージすれば、失敗しても簡単に気持ちを切り替えることが出来ます。失敗もワクワク楽しんで「なにくそ負けるか!」と、もう一息。前向きに頑張ってみてくださいね。
自分の価値は自分で決める
前向きな考えの妨げになるのが、他人と自分を比較することです。気付けばいつも他人と比べて、自分を否定する言葉を口にしていませんか?失敗で落ち込み、更に他人と比べて益々肩を落とすようでは、立ち直るまでに相当な時間が掛かってしまいます。自分を卑下したり劣等感を感じやすいタイプの人は、他人と競うのはやめて自分を高めることに集中するのが吉。昨日の自分を上回り続ける内に、いつしか誰よりも成長出来ていることに気が付くでしょう。
また天真爛漫で明るく前向きに見える人ほど、自分の良い所も悪い所も全て把握した上で「自分は自分!」と割り切って考えることが出来ています。前向きな人は「人からの評価が低いから自分はダメ」「人から高く評価されているから自分は大丈夫」とは考えません。自分の評価を人任せにすると、人目を気にするあまり自分らしさが出せなくなっていきます。他人に評価されなくても他人より劣っていると感じても、まずは自分で自分をしっかり認めてあげることが大切。人と関わらずに生きていくことは出来ませんが、自分の価値は自分で決めることが出来ます。
自分を認めることは、自分を甘やかすことにはなりません。前向きな言葉を掛けて励ますも、貶すも自分の匙加減。一番の味方もライバルも自分自身だと考えてみてはどうでしょうか。他でもないあなたの人生です。他人の評価に振り回されることなく「自分は自分」という気持ちを強く持って、また一歩踏み出していきましょう。
まとめ
この記事では、失敗して凹んだ時に前向きに考える方法をご紹介しました。しかし時には休憩することも必要です。自分を鼓舞するのも疲れた…という人は、一旦失敗や凹んだことは忘れて好きな音楽を聴いたり好きな物を食べたりして気持ちを切り替えましょう。気持ちが落ち着くと、また考え方も変わってきます。前向きに考えることは大切ですが、休む時はしっかり休んで、マイペースに歩を進めて下さいね。
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