自分らしさで差を付ける!就活で好印象な前向き自己PRを考える方法

「前向き 自己PR」とインターネットで検索して出てきた自己PRを、そのままそっくり就活で使っていませんか?就活で好印象を残す為には前向きな自己PRを考える必要があります。しかし、誰かの手によって作られた自己PRがどんなに前向きな内容でも、丸々コピーではどうしてもオリジナリティに欠けてしまいます。就活で会う面接官は数え切れない程多くの就活生から自己PRを聞いており、ネットで出てくるありふれた前向き自己PRは聞き飽きていることでしょう。就活においては、自分らしさを織り交ぜた前向き自己PRの方が魅力的です。


この記事では、就活で好印象な前向き自己PRを自分で考えて作る為のヒントをご紹介します。安心安全安定の丸々コピー自己PRでは自分らしさをアピールすることは出来ません。自分だけの前向き自己PRで差を付けて、就活を勝ち抜きましょう!

なぜ就活で自己PRが必要なの?

就活に必要なエントリーシートや履歴書だけでなく、面接でも必ず求められる自己PR。「志望動機と似たような内容になる」と頭を抱える人もいますが、自己PRとは内容が大きく異なります。自己PRでは今までの経験や体験を交えながら人間性をアピールし、志望動機では企業で働きたいと思った理由や入社後に実現したいことを伝えます。

企業側はどんな人物が就職を希望しているのかを知りたがっています。自己PRは、書類に記載された学歴だけでは分からない志望者の人間性・価値観・人柄・能力などを知る為に欠かせない質問だと言えるでしょう。「活躍してくれそう」「一緒に働いてみたい」と思われる様な前向きな自己PRが出来れば、就活成功に大きく近付くことが出来ます。

また面接では時間が限られている為、長い自己PRは禁物です。他の就活生も控えている場合、一人であまりに時間を多く使ってしまうと「協調性が無い」と判断されかねません。面接で自己PRをする時間の目安は1分程度。自己PRは簡潔に要点を押さえて話しましょう。しかし、場合によっては「3分程度で自己PRをしてください」と時間を指定される場合もあります。備えあれば患いなし。30秒、1分、3分バージョンの前向き自己PRを考えておくと、どのパターンが来ても臨機応変に対応することが出来ます。

前向きな自己PRを考えるには自己分析が必要不可欠。自己PRでは自己理解力があるかどうかも見られています。過去の振り返りが面倒に感じても、しっかり時間を掛けて自分の内面が伝わる内容に仕上げましょう!

就活で好印象な前向き自己PRを考える5ステップ

  • 自分のことをどう話せば良いのか分からない
  • 強みや長所が分からない
  • 自己PRで話せる程の経験やネタを持っていない

いざ前向き自己PRを考えるとなった時に、こんな悩みを抱えていませんか?就活の自己PRでは「大会で優勝した」「留学していた」「大きなイベントを成功させた」など、必ずしも何か凄い経験を話さなければならないという訳ではありません。企業側は就活生の珍しい経験を聞きたいのではなく、目の前の人物がどんな人間性を持っているのかを知りたいのです。ここからは、就活で好印象な前向き自己PRを考える3ステップをご紹介します。

ステップ1:前向き自己PRのネタ探し!今までの生活を思い返そう

前向き自己PRのネタに悩んだ時は、まずは今までの学生生活を思い返します。「何の変哲もない学生生活だった」「就活で使えるようなパッとしたネタは無い」なんて思わずに、細かいことまでじっくり思い返してみてください。自分の中では特別ではない経験が、他人からは高く評価されることもあります。自分が真剣に頑張ったことは何か、何に力を入れて取り組んできたかを箇条書きで書き出してみましょう。どんな小さなことでも構いません。「中学時代→高校時代→大学・専門・短大時代」と時系列に沿って、自身の経験・体験の棚卸をしてみましょう。

ステップ2:大変だった・苦労した・辛かったことをピックアップ

前向きな自己PRをする為には「自分は〇〇な人間です!」「長所は〇〇です!」「〇〇が出来ます!」と、自己PRの最初に個性を宣言すると内容が伝わりやすく効果的。しかし自己分析も何もしない漠然とした状態で個性を決めてしまうと、それを裏付けるエピソードがあやふやになりやすく、具体性や説得力に欠けた自己PRになってしまいます。前向きな自己PRで話す長所や得意なことは、困難を乗り越えた過去の経験・体験から見つけ出すことが出来ます。棚卸しが終わった後は、書き出した経験・体験の中で大変だったこと・苦労したこと・辛かったこと・失敗したことなどをピックアップしましょう。

ステップ3:過去の行動をヒントに自分の長所を見出そう

続いて、過去の経験・体験から自分の長所や能力を見つける作業に移ります。ピックアップした経験・体験をした時のことを思い出してみましょう。追い込まれた時にこそ人間性が表れるもの。大変だった、苦労した、辛かった…。それでも行動し続けた理由は何でしょうか。自分の中のどんな感情が行動を起こさせたのでしょうか。なぜ諦めたり途中で投げ出したりしなかったのでしょうか。自問自答をしながら頑張った理由を掘り下げると、自然と自分の長所や能力が見えてきます。

また、失敗した時やトラブルに見舞われた時・壁にぶち当たった時にどう行動してきたか、どのように対処し切り抜けてきたかを自己PRに盛り込むと、説得力のある前向き自己PRに仕上げることが出来ます。自分の長所・能力発見と同時に、具体的なエピソードを自己PRで話せるように整理しておきましょう。

ステップ4:何を学んだ?自分の能力を仕事でどう活かすのかを考えよう

困難に直面した時にどう頑張ってきたのか、何をモットーにして行動してきたのか整理出来たところで、次にその経験・体験から学んだことは何かを考えてみましょう。苦しい・辛い経験を乗り越え何を学んだのか、何が大切だと感じたのか、これからどう行動しようと思ったのか。大変だったこと・苦労したこと・辛かったこと・失敗した経験があるからこそ分かる、自分だけの考えや気付きがあるはず。経験から学んだことを、時間を掛けてじっくり考えてみましょう。

ステップ5:前向き自己PRを組み立てよう

  1. 自分はどんな人間か(長所・能力・得意なこと)
  2. なぜその能力が身に付いたのか(1を裏付ける具体的な経験・体験談)
  3. 能力を企業でどう活かすか

まず最初に自分の長所や能力から述べ、次にそれを裏付ける具体的なエピソードに繋げます。最後にどのように企業で活かすのかを自己PRに盛り込みます。過去の経験から今の自分に身に付いている能力は何か、そしてそれを未来にどう活かすのか。過去から未来までのスムーズな流れを意識して、面接官が企業での活躍をイメージしやすい前向き自己PRを組み立ててみてくださいね。

まとめ

自己分析に時間を掛けてしっかり考えておけば、自己PRの後に突っ込んだ質問をされたとしても落ち着いて対応することが出来ます。そして何より大切なことは、面接で自己PRをする時は笑顔で胸を張って話すこと。どんなに前向きで素晴らしい自己PRでも、話し方や立ち振る舞いで印象が大きく変わってきます。オリジナルの前向き自己PRに自信を持って、就活に臨んでくださいね!

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