会話が続かない、話題が盛り上がらない。こんな経験ありませんか?
- そもそも会話が得意じゃない
- 初対面で何の話題を出せば会話が盛り上がるのか分からない
- 面白くないやつだと思われたらどうしよう
こんな心配や不安で結局何も話せず、空気が重いまま会話が広がらない。初対面が苦手な場合は特に、思い当たる節がひとつやふたつはあるのではないでしょうか。
「会話を盛り上げなければ…!」とつい気負ってしまうかもしれませんが、芸人さんのように笑いを取る必要はありません。会話が盛り上がれば、自然と笑いは起きるものです。また、相手が話しやすい話題を選んで聞き手に回れば、自分がずっと話し続ける必要もありません。適度に質問を投げかければ、会話や話題が途切れることも少なくなります。会話の中で共通点が見つかれば、更に会話が盛り上がるでしょう。会話のポイントはいくつかありますが、まずは初対面でも会話が盛り上がる話題を見ていきましょう!
もくじ
天気の話
特に話題を思いつかないときは、ここから会話をスタートさせましょう!次の話題に繋げるきっかけ作りにも、天気・気温・季節の話題は最適。シチュエーションも老若男女も問わず使える万能の話題です。
あなた「今日は良い天気ですね。」
相手「そうですね。」
これで天気の話題が終了してしまうとさすがに寂しいですよね。途切れない会話のポイントは、自分の話をプラスしたり質問に繋げること!
あなた「今日はとても良い天気ですね!」
相手「そうですね。」
あなた「少し日焼けしてしまいました…。〇〇さんは大丈夫ですか?」
たとえばこのように会話を続けると相手も返答がしやすくなります。天気の話題に一言プラスするだけで会話がスムーズに進んだり、違う話題にも繋げやすもなります。また台風や大雪など記憶に新しい異常気象があれば、盛り上がる共通の話題になるので要チェックです!
話題のニュースの話
「最近〇〇が話題ですね。」「昨日の〇〇見ましたか?」「〇〇の活躍がすごいですね!」
気負わずに楽しめるテレビやニュースの話題も、会話の良いきっかけになります。ニュースの話題と言ってもゴシップだけではなく、スポーツや音楽など世間で話題になっているニュースには一通り目を通しておくことがポイントです。新聞やインターネット・テレビなどで話題のニュースをチェックし、会話の中で相手が興味を持つ話題を探りましょう。
「実際の会話になったときに思い出せないかもしれない…」という不安があるかもしれませんが、ニュースに目を通すだけでも案外記憶に残るものです。「話すネタを全部完璧に覚えておこう!」なんて気負わずに、「ふと思い出したときに話題に出せればいいや」くらいの気持ちでチェックしておくと良いのではないでしょうか。ちなみに、意見が対立しやすい宗教・政治・思想・人種の話題は避けた方が無難です。スポーツ関係でも応援しているチームが違えば、空気がピリつくこともあるので特に初対面では念のため控えることをおすすめします。
ポイント!宗教・政治・思想・人種・社会問題など、意見が対立しそうな話題は避けること。
仕事の話
「何関係のお仕事をされていますか?」「最近仕事の調子はどうですか?」「お休みは取れていますか?」
やんわりと仕事に関する質問を切り出してみましょう。他にも過去にしてきたアルバイトの話を聞いてみると、意外な一面が見られるかもしれません。ただ質問を投げ掛け続けるだけでは尋問になってしまうので、話し手の気分が盛り上がるように聞くのがポイントです。「話が聞けて嬉しい!」「教えてくれてありがとう!」こんな気持ちでリアクションをすると、相手は話しやすくなります。
自分の仕事の話をするときは専門的な話はし過ぎないようにしましょう。興味津々で静かに聞いてくれていると思いきや、相手を疲れさせている場合もあります。もし話すなら専門用語を使って知識をアピールするよりも、分かりやすさ重視でいきましょう。短く簡単に、相手の様子を見ながら話してみてはどうでしょうか。
住んでいる場所の話
住んでいる場所の話も話しやすい話題です。「この辺りにお住まいなんですか?」「どちらから来られたんですか?」と、笑顔で話しかけてみましょう。ただ、一方的に質問ばかりされると相手は詮索されているような気分になってしまいます。質問をするときは、自分の情報を開示することも忘れずに。
住んでいる場所の話題は、どの辺りなのか、その場所の魅力や不便なところ、現在地からの所要時間など会話を広げられるテーマです。もし相手が自分の知らない場所に住んでいるとしたら、色々と質問することができます。そこが相手の地元なら、どんどん魅力を紹介してもらいましょう!
会話はキャッチボールなので、勿論あなたが質問される場合もあります。自分の住んでいる場所の魅力は何でしょうか。自問自答する時間を作って、話題の引き出しを増やしておくといざというときに使えますよ!
地元の話
地元の話題は、出身地が同じ場合は間違いなく盛り上がる話題です。そうでなくてもお互いの出身地の話は観光地や名産品、方言、変わった風習、出身芸能人の話や県民性、地元だからこそ分かる「実は…」話などテーマは様々。
- 1時間に1本しか電車が来ない
- 飲食店が少なくて食べログの第3位がコンビニ
- 標準語だと思っていた言葉が実は方言だった
こんな田舎あるあるも会話が盛り上がるテーマです。ただ、方言を聞いて「訛ってる」「ド田舎」という言葉は使わないように気を付けましょう。地域によって個性はありますが、いずれにせよ相手が気持ちよく話せるようにアシストしてあげてください。
ポイント!相手に対するリスペクトを忘れないこと。
子どもの頃の話
誰もが経験している子どもの頃の話は、大なり小なり共感できる話題が飛び出してきます。
- 好きだった給食
- 子供の頃の夢
- 初恋
- 流行った遊び
- 得意だったこと
- ハマっていたこと
- 謎のこだわり
- 国語の教科書に載っていた話は何だったか
- 修学旅行の行き先
- 使っていた文房具
いくつかテーマを挙げてみましたが、是非自分の子どもの頃のことも思い出してみてください。思わず共感してしまうような思い出話で盛り上がりましょう!
スポーツの話
好きなスポーツ・やりたいスポーツ・やっているスポーツ・学生時代の部活の話など。相手が女性であっても、相撲、登山、野球など「〇〇女子」と名前が付くほど、女子にも人気があるスポーツもたくさんあります。
ちなみに、会話が盛り上がるのはルールや競技に関する小難しい話よりも、テレビでよく名前を聞くような選手について話すときです。活躍している選手や、世間で話題になっているスポーツのニュースもチェックしておきましょう。
音楽の話
好きな音楽や歌手・過去にやったことのある楽器・初めて買ったCD・カラオケでよく歌う曲など。音楽に関することも会話が盛り上がる話題です。自分が聴かない曲を相手が好きな場合や、ジェネレーションギャップがある場合も、新しい世界が広がると思って聞いてみましょう。興味を持って聞いてくれていると分かれば、相手も話しやすくなり会話が盛り上がります。
ペットの話
動物を飼っている人なら、自分のペットの話は何時間でも出来てしまいます。相手がもしペット飼っているとしたら、この話題を振らない手はありません。会話の流れで写真や動画を見せてくれた時は、ポジティブなリアクションを取ることを忘れないようにしましょう。ペットは家族も同然。家族を褒められて嬉しくない人はいません。
特にペットを飼っていない場合でも、動物の話題で会話を広げることは可能です。例えば散歩している犬を見かけたときに「犬派?猫派?」と切り出してみたり、好きな動物の話題を出してみたり。可愛い動物の画像やおもしろ動画も、一緒にみて盛り上がることができるので要チェック!
映画・ドラマ・YouTubeの話
映画・ドラマなどは好きな人は特に盛り上がる話題です。YouTubeも利用している人が多いだけに、みんなで楽しめる話題のひとつ。アクション系・恋愛系など相手の好きな系統が見えてきたり、好きなYouTuberが共通の話題になることもあります。
ただ、自分が見た映画や好きなドラマなどについて、一方的に延々と話すのはやめておきましょう。熱が入りすぎて相手を置き去りにしないように気遣ってあげてください。特に初対面では自分のことは手短にまとめて、相手が最近見た映画やドラマの話を聞いてみるのが賢明です。もし映像関係に興味が無さそうであれば、本や漫画の話題を振ってみてください。相手が興味がありそうな話題を選び、会話を盛り上げることが重要です。
旅行の話
旅行の話題と言っても様々ですが、特に会話が盛り上がるのは海外旅行の話題です。非日常的な経験や体験、初めて見た景色、食べ物など。楽しかった思い出を話してもらいましょう。海外旅行の経験が無ければ、行ってみたい国やもちろん国内旅行の話でもOKです。行ったことのある旅先が相手とかぶれば、なおさら会話は盛り上がります。親近感が湧いて心の距離が近付くでしょう。
自身に全く旅行経験が無ければ、自分の地元で一番有名な観光地や人気のスポットを紹介するだけでも食いついてもらえるかもしれません。
美容・健康の話
女性はもちろん、最近では男性もお肌のケアを意識する人も沢山います。相手を観察して話題を切り出してみましょう。
「肌がとても綺麗ですね。」「何か秘訣があるんですか?」「とても姿勢が良いですね。」「普段から気を付けていることはありますか?」相手を褒めるとスムーズに質問に繋げられたり、相手も答えやすくなります。相手が実践している美容法や健康法を、会話の中で引き出してみましょう。ダイエットやトレーニングの話も老若男女問わず、幅広く使える話題です。
失敗の話
失敗談・体験談・人間性の話をすると雑談は盛り上がる可能性大。くすっと笑える自虐ネタも、親近感を持たれやすく興味を持って聞いてもらえます。しかし、失敗談や体験談を話す時に自慢話はNG。初対面であまりにも暗い話や重い話をすると、人格を疑われることもあるので注意!また自分の人間性をネタにするのも、会話が盛り上がるのでオススメです。
「実は怖い系が苦手で…ホラー映画の一瞬のCMを見ただけでも夜眠れなくなるんです。」
「見えないくらい少量でも、パクチーが料理に入っていたらすぐ分かるくらい苦手なんです。」
自分の人間性をネタにして話すと、相手も自分の話を気軽に話しやすくなりますよ。
何派の話
「猫派?犬派?」「出掛けるなら山派?海派?」「甘党?辛党?」「コーヒー派?紅茶派?」
これも共通点が無くても会話が盛り上がる話題のひとつです。何派の話題は突然切り出すことも出来ますし、目に入ったものから思い付いたように「そういえば…」と話し始めることも出来ます。または、休日は何をして過ごすかという話の流れで「出掛けるなら山派?海派?」、食べ物の話題であればその流れで「甘党?辛党?」など。連想ゲームのように会話を膨らませることが出来るので、何派のレパートリーをいくつか覚えておいて損はありません。お互いの好みについて話すと相手の性格も見えてきたり、お互いのことが分かり始めると会話に緊張感も無くなります。
食べ物・飲み物の話
生活する上で切っても切り離せない食べ物の話は、一番身近な話題です。パッと目に入ったレストランの看板や最近話題の食べ物など、話題はそこかしこに転がっています。たとえば、好きな食べ物・嫌いな食べ物の話をしてみたり、食事の席であればまさに今食べている料理を話題にすることも可能です。好みが分かった後は、美味しいお店の情報を交換し合うことも出来ます。気になる相手であれば、その流れで自然に食事に誘うことも出来るでしょう。
食べ物と同じように、飲み物の話も切り出しやすい話題です。お酒を飲む・飲まない・何が好きかという話から、お酒にまつわる失敗談なんかで会話が盛り上がることもあります。もし相手がお酒を飲まない人ならば、食べ物の話にシフトして自然に会話を進めることもできます。食べ物・飲み物の話題は生活に欠かせないだけに、ネタが豊富で自由度の高い話題と言えるでしょう。
中には食に関心の無い人もいると思いますが、せめて自分の一番好きな食べ物、嫌いな食べ物、無ければ過去に苦手だった食べ物や、食べず嫌いなど、自分の好き嫌いくらいは会話ですぐ使えるようにしておきましょう。過去に行って「美味しかった」「雰囲気が良い」と感じたレストランやカフェなどは、場所や名前などを控えておくと便利です。会話の中で紹介することも出来ますし、どこに行こうか悩むことも少なくなりますよ!
空想の話
相手と一切共通点が無くても盛り上がる話題が、もしも〇〇だったらシリーズです。現実は関係なく空想や想像でワクワクしながら会話を楽しめます。
- もしも宝くじで1億円が当たったら何に使うか
- もしも無人島に行くなら何を持っていくか
- もしもドラえもんがいたらどの秘密道具を出してもらいたいか
などなど、こういった会話の中から相手の価値観や欲しいものなど様々な情報を得ることが出来るので、次の会話の材料を集めることも出来ますね。もしも〇〇だったらシリーズもたくさんあるので是非チェックしてみてください。
恋愛話
恋愛話は、男女関係なく会話が盛り上がる鉄板の話題です。初対面で恋愛話を話題に出し辛い人もいるかもしれません。その場合は、彼氏彼女がいるかいないかというプライベートな核心に迫らず、好きな髪型・ファッション・仕草・好きな芸能人など、相手が好きな人に抱くイメージなどに触れていきましょう。出来れば自分の好みを先に伝えた方が、相手は話しやすくなります。恋愛話は共感出来るポイントがあればさらに話が膨らみ、会話が盛り上がる話題です。
相手に彼氏彼女がいなければ、例えば「可愛い(綺麗な)のにホントに良い人いないの?」など、適度に持ち上げながら会話を進めてみましょう。今なら笑える恋愛の失敗談や体験談も、盛り上がる話題のひとつです。
趣味の話
自分の趣味やハマっていることを、会話の話題にしてみましょう。共通点があれば間違いなく盛り上がる話題です。相手の趣味に関する知識が全く無い場合は、素直に魅力を聞いてみるのも良いかもしれません。
例えば相手の趣味がジョギングで、自分に経験が無い場合「いつもどんなコースを走っていますか?」と、ただ質問するだけではなく「やってみたいとは思っているのですがなかなか出来なくて…」と、その趣味に対する自分なりのイメージや自分の感想を伝えると自然ですし、聞いてくれている感じが出て相手も話しやすくなります。相手の好きなことなので、質問にはどんどん答えてくれます。興味を持って聞いてみましょう。
自分に特に趣味がない場合は、興味を持っていることや、やりたいと思っていることを話題にしても良いですね。相手に趣味が特に無い場合は、休日の過ごし方を聞いてみましょう。会話の中でお互いの趣味嗜好を探ることができます。
愚痴や噂話
この手の話ばかりをするのは良くありませんが、会話の中で愚痴や噂話はどうしても盛り上がるもの。この話題の時は基本的には聞き手に徹しましょう。賛同も否定もせず、相手が話したいだけ話せるようにしっかり相槌を打ち、共感しながら聞くことです。
もしあなたから誰かの話をするときは、本人も自覚しているキャラクターを笑い話にしたり、誰かの変な癖やちょっとしたドジなど、ただの悪口を言わないように気を付けましょう。例え誰かの悪口でその場の会話が盛り上がることがあったとしても「この人にはどこで何を言われるかわからない」と思われては、その後の関係に支障が出てしまいます。知らず知らずのうちに、あなたの印象を悪くしてしまうかもしれないので要注意です。
見た目・持ち物の話
褒めるときだけ相手の見た目の話をしましょう。ポイントは嘘は言わないこと!少しでもあなたが本当に素敵だと思ったことを口にしましょう。思ってもいないことを言っても必ず嘘はバレます。褒める箇所を見つけられない時は、見た目については触れないでおきましょう。無理に褒める必要はありませんが、相手をよく観察すれば何かひとつはあるはずです。カッコいい・可愛いだけが褒めるポイントではありません。会話をしながら見つけてみましょう。
- 服の色が爽やか
- アクセサリーがお洒落
- 笑顔が素敵
- 姿勢が良い
- 爪が綺麗
- 小物のセンスが良い
- 肌が綺麗
などなど、褒められて嫌な気分になる人はいません。それが本当の言葉なら、です。
ポイント!見た目の話をするのは、相手を褒めるときだけ。
血液型の話
血液型がもちろん人格の全てではありませんが、相手のざっくりしたイメージや大まかな人物像を話すテーマには持って来いです。注意したいのは、血液型の性格のイメージでネガティブな表現は使わないこと。
「A型は神経質」ではなく「気配りができる」
「B型は八方美人」ではなく「華がある」
相手が傷つかないように言葉を選びましょう。こういった血液型の話から「おおらかで優しそうな感じがすると思ったら、O型だったんですね。」など、自然に相手を褒めることも出来ます。
血液型が同じなら、あるある話も盛り上がるテーマです。「〇型は〇〇と言われるけど、実はそうでもない」という、同じ血液型同士だから分かる実は違う話も出来ますね。
第一印象の話
これも相手の良い印象を伝えましょう。
- 落ち着きがあって頼れる感じがした
- 優しそうな笑顔で絶対良い人だと思った
- 笑顔が素敵で明るい印象だった
第一印象も褒められて嫌な気分になる人はいないので、もし最初の印象が「怖そう」など少しマイナスだった場合は、フォローできる言葉を後ろに付け加えて、ギャップに焦点を当てましょう。
- 怖そうなイメージだったけど、優しいんだね
- 大人しそうに見えたけど、話し上手で面白いよね
- やんちゃなイメージだったけど、真面目でしっかり者なんだね
良くないイメージをそのまま伝えることの無いように注意してください。
初対面でも盛り上がる会話の話題まとめ
会話が盛り上がる話題選びも重要ですが、話していることが伝わらなければ会話が成立しません。大原則は、相手の目を見て、相手が聞き取りやすいように話すこと。話すスピードや声の大きさ、トーンを意識するとGOOD!注意点は、自分の自慢話はしない、過去の栄光を語らないこと。また、興味が無さそうな話題を延々続けることは避けましょう。そして会話が途切れたとき、沈黙に焦らないことです。
沈黙が気まずいときこそ
無理に話そうとしないこと沈黙に焦れば焦るほど
力んで空回りして会話も一方通行になりがち
沈黙 = 悪 じゃないし
「自分のせいだ」なんて
気負わなくても大丈夫質問を投げかけたり
共通の話題を探して「あ、そういえば…」って
ゆっくり穏やかに口を開けばいい🌟— ちか🌟人間力のカタマリ (@Chika_chm) May 16, 2020
どうしても話題が見つからない時は、落ち着いて回りを見渡しましょう。目に入る物は全て話のネタになります。相手と一緒にいるのですから、目に入る物は既に全て共通の話題です。話し上手は聞き上手。相手が話しやすい話題を見つけて聞き手に回り、会話を楽しみましょう。
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