「ポジティブになるには、どうすればいいんだろう。」
ポジティブな人と接しては、なんだか人生楽しそうに見えて、自分にないものを持っているようで眩しく、そしてネガティブな自分が嫌になる。社会に出て様々な人と関わる中で、つい自分と比べてしまうのではないでしょうか。
この記事では「ポジティブになるには…」と悩む方へ、志し半ばで折れることなく着実に変わるためのヒントをお伝えします。「ポジティブになるには、とにかくポジティブに考えればいいんだよ!」なんて無茶は言いません(笑)最初は良くても、結局は勢いだけでどうにかなるものではないからです。変化へ向けて継続的にアプローチし続けるためにも、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
もくじ
ポジティブが必要な理由はコレ
どうも、ちか (@Chika_chm)です!
「ポジティブになるには…」そう思い始めたきっかけは、ポジティブになりたい・なった方が良さそうだと思うような人との接触であったり、ネガティブでいることのデメリットを感じる経験があったからではないでしょうか。
ポジティブとは…
積極的であるさま。肯定的であるさま。
言葉の意味は極めてシンプルな『ポジティブ』ですが、類語としては以下のような言葉が挙げられています。
仕事でも私生活でも、意味や類語にあるような特徴を持つ人と、逆の特徴を持つネガティブな人「どちらの人と同じ時間を過ごしたいですか?」と聞かれると、恐らくほとんどの人が前者と答えるでしょう。仕事などの社会生活において、なぜポジティブが良しとされているのか。おぼろげに感じているポジティブの必要性を明確にし、腹落ちした状態で行動を起こしていきましょう。
●ネガティブのデメリット
- 失敗やミスを引きずる
- なんか生きづらい
- 自ら行動を起こし辛い
- 暗い気持ちの時が多い
- 他者評価が気になる
- 他者評価に振り回される
- 人に甘えられない
- 考えすぎて行動に移せない
- 自己肯定感が低く悲観的
- 自信がなさそうに見える
- 他人ばかりが良く見える
- 他人と比べて自己嫌悪に陥る
- 人付き合いに悩みやすい
●ポジティブのメリット
- 切り替えがはやい
- フットワークが軽い
- 表情が明るい
- 周囲を元気にできる
- 失敗を前向きに捉えられる
- 自分に自信が持てる
- 割と毎日楽しい
- 悩み少なめ
- 積極的に行動できる
- 周囲からの印象が良い
- 良好な人間関係を築ける
- 逆境に強い
- 喜びが多い
社会生活においては特に、ポジティブであればこそ自分の意思と行動によって日々を望む形へ変えていくことができます。頭に浮かぶ選択肢が増え、その中から実際に選び行動できるからです。仕事にせよ人間関係にせよ、ただ現状を嘆いたり愚痴を言ったり、誰かが変えてくれるのをひたすら待っていても仕方がありません。自分の人生は、自分で生きていかないといけない。だから、ポジティブが必要なんです。
【ポジティブになるには】やめるべきたった3つの癖
正直『自分で調べて情報を得ようとしている』こと自体、凄まじくポジティブな行動です。今のような前向きな行動を日常的に起こすには、ネガティブを代表する3つの癖を意識的にやめると効果的です。
想像癖
まずは、行動する前に考え過ぎる『想像癖』をやめましょう。
ネガティブな想像癖の厄介なところは、こうしようかな…、ああした方がいいかな…と思い浮かんでも、「失敗するかもしれない」「どうせ上手くいくはずがない」とネガティブな結論を出しては行動に至らないことです。思慮深く慎重、かつ豊かな想像力が裏目に出ているのかもしれません。しかし「想像癖をやめましょう!」と言われて、「はい分かりました!」と二つ返事で出来れば苦労しませんよね。ここでは、脳内会議をネガティブな結論で終わらせないポイントを1つご紹介します。
やる・やらない、言う・言わない、できる・できないなどの判断決断がネガティブになる理由。そのひとつは経験値不足です。自分で想像し得る答えの全ては、自分の経験から導き出された答えでしかありません。上手くいかなかった経験が多ければ、成功するイメージが持てないのも無理ありませんし、全く経験がないことであれば特に、不安や恐怖が大きくなるのは自然なことです。だからこそ、ポジティブになるには経験値アップが必要不可欠!
自分のデータバンクに、沢山のサンプルを集めましょう。成功や失敗、楽しいや悲しいなど、経験値が上がれば上がるほど『試しにやってみる勇気』は湧きやすくなります。挨拶をするかしないか、YESと言うかNOと言うか、声を掛けるか掛けないかなど、何気ない日常の中にも経験値アップに繋がる機会は沢山あります。周囲を観察する力や、考える力は今の時点で十分あるはず。是非今日から、思い浮かんだ小さなことでも、ひとつだけでも、行動に移すようにしてみてはどうでしょうか。
比較癖
次に、自信を失うきっかけとなる『比較癖』についてです。
基本的に人と関わりながら生きる私たちは、集団や環境に適応するために人と自分を比較します。上手く適応している人と自分、適応できていない人と自分。それぞれを比べて自身の現在地を確認します。一から自分で調べることなく最適解を見つけられるので楽で効率的。一種の本能でもある比較機能なので、完璧にやめようとする必要はありません。しかし、過度な比較が生きづらさに繋がるのは事実。人と自分を比べてがっくりと肩を落とすことのないよう、覚えておいてほしい名言をご紹介します。
他人と比較して、他人が自分より優れていたとしても、それは恥ではない。
しかし去年の自分より、今年の自分が優れていないのは立派な恥だ。
ラポック / 英国の政治家
比較はあくまで参考材料を集める手段。「あの人みたいになりたい」と目標を見つけることや、「ああならないようにしよう」と危機感を高めることはあっても、「あの人に比べて自分はダメだ」と落ち込むためのものではありません。自分より優れている人と比べることを上方比較と言うそうですが、それで自信を喪失し動けなくなるくらいなら比較対象は過去の自分にしておきましょう。
今と過去の自分を比較し、アップデートし続けることが大切です。昨日や昨年、数年前や10年前の自分と比べ、良い変化は必ずあります。ましてや今こうして記事を読み、何かを変えようとしているあなたに限って、何の変化もないなんて絶対にあり得ません。小さな前進もしっかり認識し、それをモチベーションにして自己最高を更新し続けること。ふと気づいたときには、「自分には無理だ」と思っていたその人を追い抜いていたり、少し手を伸ばせば届きそうなところにいるかもしれません。ポジティブになるには、落ち込む比較より自分自身に集中できる比較をオススメします!
完璧癖
続いて、100点でないと喜べない『完璧癖』についてです。
完璧主義とは…
物事に不十分な部分があることを許さず、不足や欠乏のない状態であることを求める考え方や性格などを指す表現。妥協を許さないさま、ほどほどの加減を知らないさま。
言葉の意味を読むだけでも、なんだか生きづらそうですよね。(私自身、極度の完璧主義でした…)強い責任感を持ち、理想や目標に向かって努力できるのは素晴らしいことです。しかし完璧主義は、自分の欠点がとても深刻に見え、現時点で十分できていることさえ見えなくなってしまいます。自分で自分を認められず、他人の評価に自分の価値の有無を委ねてしまいます。結果、人目が異常に気になり、一喜一憂しやすく、失敗をとても恐ろしいものに感じてしまうのです。ポジティブになるには、ここで一旦完璧主義から離れましょう。
完璧主義から離れてポジティブになるには、減点方式をやめることです。完璧主義が納得のいくレベルは100点満点。ここに到達しない限り心から喜べません。それどころか、99点なら「1点足りない」、80点なら「20点も足りない」と、ダメな部分にばかり意識が向いてしまいます。
今日からは加点方式で考え、できていることを数えてください。良いところを数えたとて、できていないことがある事実は変わりませんが、ポジティブになるには良い面に自然と意識が向く見方や考え方を身につけることが大切です。加点方式で考えられたなら、足りない1点で自分を卑下するのではなく、できた99点をちゃんと認めて自信に変えることができるはずです。
【ポジティブ目標設定】どのタイプを目指すか決めましょう。
着実にポジティブになるには、目標設定も大切です。『ポジティブ』と一口に言っても、実はいくつかのタイプが存在します。私が今まで遭遇してきたポジティブさん達を大きく3つに分けてみました。あなたが目指したいポジティブはどのタイプですか?
タイプA 100%ポジティブ
それはもう暑苦しいほどのポジティブで、周囲の人をエネルギッシュな発言や行動で鼓舞します。その底なしのポジティブは、能天気とも紙一重。ときに人の気持ちが分からず敬遠されることも。危機感に欠けるものの、とにかく前向きなので何かあっても自身にダメージはありません。良くも悪くも周囲を巻き込み、ムードメーカーといえばこの人!という感じでしょう。あまり多くは見かけない、希少性の高いタイプです。
タイプB 好い加減ポジティブ
物事をポジティブに考えることもできれば、日頃口にする言葉も行動も前向きです。雰囲気や表情も明るく一緒にいて元気になれるので、接していて心地よく人に好かれやすいタイプ。ポジティブを押し付けることなく、人の痛みに寄り添い励ますこともできるバランス感覚に優れています。人並みに凹むこともありますが、ネガティブになりそうなときの対処法を心得ているため、心が完全に折れることは滅多にありません。
タイプC こっそりポジティブ
物静かで冷静な人物に見え、一見ポジティブには見えないタイプ。積極的に言葉にしたり、人に前向きな声をかけたり、明るいムードを率先して作るようなタイプではありません。内に秘めるポジティブを感情的に見せることはありませんが、主に行動からその前向きさは伝わってきます。ミスや失敗でしばらく落ち込むことはあれど、反省をして経験として捉えることができるため切り替えは早い方。
【まずはここから】ポジティブになるには○○を知るべし
ポジティブになるには、第一歩として今の自分を肯定しましょう。これから全くの別人になろうとするのではなく、自分を活かすイメージを持てば、意識や行動を無理なく継続し続けることができるからです。ただでさえ変化にストレスを感じやすいのが人間です。今の自分も肯定し、ストレス軽く進みましょう。
ネガティブ=チャンスだということ
「良くないことが起きたら…」「上手くいかなかったら…」と恐怖や不安を感じたり、最悪の結末を想像してしまう。実はこれ、ネガティブの強みなのです。「ポジティブになるには…」と悩む人の中には、『ネガティブ=悪いこと』と捉えている人も多いのではないでしょうか。
人前で物怖じせずに発言したり、思い切りよく行動できるポジティブさんに圧倒されて、「自分はダメだ」と凹むかもしれません。しかしそもそも同じように振る舞う必要はありませんし、まずはネガティブだからこそ見えること・考えつくことを大事にすべきです。その思慮深さや想像力は、いわば備える力であり、危機回避能力でもあるからです。
「あなたにしか見えないことがある!」そう言われると、ネガティブが素敵な個性に思えてきませんか?
ネガティブ思考+ポジティブ行動が最強だということ
「失敗しそうだ」「無理だ」と上手くいかない想像ができるということは、何が足りないのかを考えられる素質があるということ。この素質を大切に、実際に行動を起こせるようになったときには、事前に危機を察知し、リスクの少ない行動を考え実行できる頼もしいポジティブさんの爆誕です。
思考に関してはネガティブ万歳!そこに行動が伴ってこそ、あなたを取り巻く状況や環境はいよいよ変化していきます。すぐにそうなれるとは言いませんが、ネガティブな自分が活きるということを忘れずに。小さなことから行動に移し経験値を高め、自分の考えに少しずつ自信を持っていきましょう!
自問の重要性
自身に何を聞くかで答えが変わります。例えば、経験が浅く自信が持てないことに直面したとき「これ、自分にできるのかな…」と思ったとして。たとえネガティブな結論に至ったとしても、その理由は「自分が弱いから」ではありません。日々無意識に無数の自問自答をする中で、脳は簡単で楽な方を選びがち。気持ちひとつでコントロールすること自体が難しいものなのです。
だからこそ意識して自分に聞く癖をつけましょう。ポイントは『どうすれば』を付けること。この一言で脳内会議に一石を投じると、以下のような変化があります。
- 「これ、自分にできるのかな…」→「できないよ」「無理だと思う」「失敗するかも」
- 「どうすれば自分にもできるかな」→「やるには〇〇が必要」「〇〇ならできるかも」
前者の質問の裏には不安な気持ちが、後者の質問の裏には前向きな気持ちが隠れています。『どうすれば』を付けるだけで、脳は解決の糸口を探し始めます。問題を小さく砕いて、わずかな可能性に意識を向けてくれます。ポジティブになるには、ポジティブな答えが出やすい質問をすることが大切です。ポジティブな答えが出せないときにやるべきは、自己否定ではなく質問を変えてあげることなのです。
まとめ
ネガティブからポジティブになるって、正直大変ですし長丁場です。自分の内面的な部分や、思考の癖を変えるって結構大変で、すぐには変われないし変化も分かりづらい。だからこそ継続が難しいときもあるかもしれません。それでも私は意識や行動し続ければ必ず変われると断言します。まずはできそうなことから実際に行動に移してみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。