大人から始める思考回路改革!マイナス思考の原因が親って本当?

この記事では、マイナス思考の原因・きっかけや大人から始める思考回路改革方法をご紹介します!現在のマイナス思考の引き金になった事とは何なのでしょうか。この機会に過去の記憶を紐解いてみましょう。


マイナス思考は親が原因?

「三つ子の魂百まで」このことわざには幼い頃の性格は大人になっても変わらないという意味がありますが、持って生まれた性格は幼少期に親の影響を受けながら様々に変化します。幼い頃は親から与えられるものが世界の全て。一番近くで長い時間を一緒に過ごす親の影響は強く、特に0~6歳頃の親との関係や親の接し方は子どもの思考や性格形成に大きな影響を与えると言われています。

マイナス思考の原因は100%親にある!なんてことは決してありませんが、幼少期の体験経験がマイナス思考のきっかけになることはあるでしょう。幼い頃に親から言われた言葉や親の行動、またトラウマや心の傷は大人になっても取り除くことは難しいと言われており、自覚が無くてもマイナス思考という形で今の自分に現れているのかもしれません。まずは、マイナス思考の原因やきっかけになりやすい幼少期の体験経験事例をいくつか見ていきましょう!

親に否定されてきた

幼少期、何をしても何を言っても親から「ダメ」「違う」と否定され続けた過去はありませんか?親に否定され続けると自分の選ぶ物も発言も行動も全てが間違いだと脳に刷り込まれ、極度のマイナス思考が芽生えます。その日あった出来事を話しても相談をしても、否定かマイナスの言葉が返ってくる。やりたいことも「どうせ続かないから」とやらせてもらえない。そんな状況が続く内に、自分から行動を起こすことも自分の考えを口にすることも少なくなっていきます。親に否定されることで自分から発信することに苦手意識を覚え、マイナス思考で控えめな性格が形成される傾向にあると言えるでしょう。

親に比べられてきた

例えば徒競走で3位になったとしても1位ではないと言われ、たとえ1位になったとしても更に足の速い子と比べられる。身近なところでは兄弟と比較されたり成果や頑張りが認められず親に上を提示され続けると、子どもは劣等感を感じるようになります。比較される内に反骨心が芽生え根気強く頑張る力が育つ可能性もありますが、心の奥底には強い劣等感が隠れています。結果を出せない自分が悪いと思い込み、大人になっても無意識に人と比べてはマイナス思考に陥る原因になるでしょう。誰かより優れているから自分はすごい、誰かより劣っているから自分はダメ。という具合で、他人と比較することでしか自分を評価できない思考回路が身に付いてしまいます。

親の躾が厳しかった

親の躾が厳しく激しく叱られ続けると、自分の行動は全て間違っていると思い込んでしまいます。また親の言いつけを守れば「良い子」と褒めてもらえる為、常に親の目や顔色を伺い、自分の気持ちを抑えて良い子を演じるようになります。子どもは親に笑顔でいて欲しいと思った時には、親の喜ぶように動くのです。しかし良い子を演じることは、周囲からの評価や見え方を過度に気にする原因にもなってしまいます。大人になると周囲を気遣いルールを守り、迷惑を掛けないように過ごす完璧主義な一面を持ち合わせる反面、何か失態を犯したときには強く自分を否定しマイナス思考に陥る癖がついてしまうでしょう。

親に褒めてもらえなかった

子どもには親に見て欲しい聞いて欲しいことが沢山あります。子どもが親に言う「ねぇ見て見て~!」にはいつだって「すごいでしょ~!」が隠れていて、褒められることを心待ちをしています。頑張ったことを認めてもらえないと、徐々にやる気は失われていきます。褒められたい気持ちが向上心に変わり、大人になると周囲から高い評価を得ることもありますが、真面目で自己評価が低い為「自分に良い所なんてあるはずがない」と思い込み、自分を否定し続けるマイナス思考で過ごす原因にもなるでしょう。

親が無関心だった

幼少期に親が無関心の場合、子どもは必要とされていないように感じます。自尊心が薄れ自己肯定感が育たず「自分なんて…」とマイナス思考が芽生える原因になるでしょう。「好きにしなさい」「なんとかなる」などの一見ポジティブなワードも、時には子どもに不安や迷いを与えてしまいます。親は選択肢や自由を与えたつもりでも、子どもが放っておかれたと感じれば辛い思い出として残り、マイナス思考の原因になることも考えられます。

さよならマイナス思考!大人から始める思考改革。

さて、マイナス思考の原因・きっかけになりやすい体験経験の中で思い当たるものはありましたか?幼少期の親の影響力は大きいとはいえ、マイナス思考の原因が100%親という訳ではありません。マイナス思考の原因となる記憶が根底にあったとしても、思考パターンが既に固定化されているとしても、大人になった今だからこそ自分で自分を変えることが出来るのです。ここからはマイナス思考を変える為の3つの方法をご紹介します。

記憶を上書きしよう

マイナス方向に感情が動いた出来事は強く印象に残り、遥か昔の事でも簡単には消去されません。冷静に考えてみれば、親に褒められた経験や楽しかった思い出の一つや二つは必ずあるはず。…であるにも関わらず、数ある思い出の中でも辛い記憶は特に主張が激しく、あたかもそれが幼少期の記憶の全てであるかのように感じてしまうのです。

「あの時あんなことを言われなければ・されなければ、今の自分はマイナス思考にならなかったはず…!」と思うだけでは何も変わりません。マイナス思考の今は、過去の経験がマイナスの感情と強く結びついている状態です。記憶を取り除く必要はありませんが、プラスのイメージと結び付ける作業を行いましょう。先程のマイナス思考の原因になりやすい例の他に、自分の記憶も今一度辿ってみてください。そして「でも〇〇を学んだ」「とはいえ〇〇が身に付いた」など、良くない記憶に「でも」「しかし」「とはいえ」を付けて、良いイメージと結び付けましょう。

親と和解しよう

実の親でありながら「会いたくない」「もう二度と会わない」なんて状況になっていませんか?今でも許せない、思い出すだけで腹が立つ親の言動や幼少期の記憶があるかもしれません。しかしたとえ死別しても絶縁したとしても、血を断ち切ることは出来ません。鏡に映る自分に親の面影を見る度に、親を思い出すことになるでしょう。

親と和解することで、自分がもっと自由になれるって知ってましたか?マイナス思考は親が原因だと思っている内は、いつまでも親のことが頭から離れずマイナスの感情に苛まれ続けることになります。過去は忘れず許し、和解しましょう。時には親よりも大人になる必要もあるでしょう。和解することは、過去の暗い思い出と自分を繋ぐ鎖を断ち切ること。今までよりも身軽に、自由に自分の人生を楽しめるようになるのです。

いくら家族とはいえ、一緒に過ごす時間が長いときつくあたってしまうもの。大人になった今だからこそ、自分次第で距離を取りながら親と接することが出来ます。親がこの世にいるうちに和解し大切に想うことで、来るべき時が来た時に自分が一番救われます。親に優しく接することの出来る距離感を見つけ、ありがとうを伝えましょう。

人と話そう

自分一人でマイナス思考を変えることも出来ますが、人と接することで自分とは違う思考パターンに出会うことが出来ます。新しい考え方との出会いを求めて、人と話す機会を意識的に増やしてみてはどうでしょうか。興味のあるイベントや趣味・スポーツ関係の交流会など、可能であれば自分のことを知らない人と出会える場に足を運びましょう。

まとめ

マイナス思考は親が原因だ!と思いたくなるような思い出があるかもしれません。しかし大人になった今、無いものは自分で埋めることができ、マイナス思考を変える方法を調べることも出来ます。全ては自分次第で、何者にでも変わることが出来るのです。マイナス思考の原因と向き合うことは時に辛いものですが、マイペースにマイナス思考を変えていきましょう!

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